23日(土)、熊本市のうまかなよかなスタジアムには、
4151人のラグビーファンが訪れた。
ジャパンラグビートップリーグ2014-2015の開幕節
コカコーラ・レッドスパークス対サントリー・サンゴリアスの対戦だ。
熊本県は、2019年のラグビーワールドカップ日本大会の試合会場として
立候補している。この日も、熱心なラグビーファンが今季の開幕を待っていた。
レッドスパークスは、福岡を本拠地として元日本代表監督の向井昭吾氏をGMに据え、
強化を図っている。チームには熊本出身者も含まれているが、この日は残念ながら
出場はなかった。
一方のサンゴリアスは、日本代表を多数含み去年リーグ戦2位、
日本選手権ベスト4の「強豪中の強豪」だ。
試合は、序盤からレッドスパークスの低いタックルがサンゴリアスの出足を止め、
ミスを誘う。そして数少ないチャンスを確実にものにし、前半は3対0とレッドスパークスの
リードで折り返す。レッドスパークスは後半にもトライし、一時は10点差を付けるが、
その後サンゴリアスが自力を発揮し、2トライで追い上げる。
そして、後半ロスタイム。いつノーサイドの笛が鳴ってもおかしくない41分。
サンゴリアスは、後半出場のスクラムハーフ成田が、逆転のトライ!
17対13でサントリー・サンゴリアスが、辛くも格上の意地を見せ付けた。
成田は去年も水前寺でハットトリック(3トライ)を演じ、熊本との相性の良さを
感じさせた。
ラグビーに絶対はない。