オイ、鬼太郎!福居万里子です。
先日の「 福居の気になる劇場 」から。
SNSを中心に、いま熊本の「 ある妖怪 」が注目されています。
その名も 妖怪・アマビエ
江戸時代の瓦版に、その存在が記されています。
( 『 肥後国海中の怪 』京都大学附属図書館 所蔵 )
このアマビエ、肥後国( 熊本 )の海に現れ、こう言い残したそうです。
『 疫病が流行ったら、私の姿を描いて人々に見せよ 』
疫病・・・そう、新型コロナウイルスが思い浮かびますよね。
ということで、思い思いにその姿を描き、SNSに投稿・拡散する動きが全国で広まっています。
私がTwitterで見つけた 個性的な アマビエ をご紹介します。
▼coliliさんの作品
淡いパステルカラーの色彩がとってもカワイイ!
「 アマビエ 」と「 アマエビ 」、確かに響きが似ています。
▼stylodoriさんの作品
本格的な“ 妖怪 ”という雰囲気が漂います。
細く独特な線は、万年筆が生み出すものだそうです。
▼JuriAri 切り絵さんの作品
1枚の紙をひとつづきになるよう切り抜いてつくられています。
「 天草出身ですが、今回のことで初めて存在を知りました 」とのこと。
▼五島 純さんの作品
なんと、立体のアマビエです!( 材料は模型用の素材 )
「 アマビエの伝説が広まることでみんなが少しでも明るい気持ちになれば 」という思いが込められています。
さらには、こんな作品も!
洋平さんに試着していただきました。アマビエ の カブリモノ です。
奈良県のカブリモノ作家「 チャッピー岡本 」さんに 提供していただきました。
全国各地にいる “ ご当地妖怪 ” 、アマビエのエピソードは素敵!と、以前から注目していたのだとか。
熊本大学 文学部で民俗学・マンガ文化論を専門とされる鈴木寛之准教授にお話を聞くと、
『 アマビエという妖怪が世間で知名度を増したきっかけは
ゲゲゲの鬼太郎のアニメ第5期で、
さらに今回のブームが起こった直接のきっかけは
アマビエに再注目した方が投稿したTwitter
そこから一気に拡散したということになりますね 』
なるほど~。
「 ゲゲゲの鬼太郎 」のアニメ第5期というのは10年ほど前に放送されていたようで、
そのころ見ていた子どもたちは、今じゃ “ SNS世代 ” ・・・
だから、みなさんいっそう親近感がわいたのかもしれませんね。
( 鈴木准教授、マジメに答えてくださり ありがとうございます )
今も毎日のように個性的な作品が生み出されている “ アマビエブーム ”。
#アマビエ
#アマビエチャレンジ
などで検索すると、本当におもしろいですよ♪
こんなときだからこそ、みんなで笑って過ごしたいものです。
最後に、福居 の アマビエ です。
“ 手、洗えヨ! ”
私もリアルタイムで見ていた世代ではありませんが、
若い人たちに このネタが通じるのか・・・ドキドキ の 気になる劇場でした。
作品をご提供いただいた みなさま、ありがとうございました!
~ おまけ ~
実は この アマビエ、私がブログで紹介するのは 2回目なのです。
2018年に『 水木しげるの妖怪天国 』を訪れたときの記事で、ホラ!
それにしても、くまモン に アマビエ・・・
熊本は ユニークなキャラクターが多いですね!(^^)