2023年2月19日(日)
熊本城マラソンが、3年ぶりに開催されました。
当日、午前8時からの生中継をご覧いただいた皆さま、
本当にありがとうございました。
私は、移動放送車から、
金栗記念第65回熊日30キロロードレースの模様をお伝えしました。
優勝は、SGホールディングスの佐藤悠基選手(36)。
25km過ぎ、チームメートの川端千都選手(27)に「行くぞ」と
手招きするように右手で合図しながらのスパートは、とても格好良かったです。
駅伝やロードレースでそうしたシーンが大きな話題となることがありますが、
いざ、自分が目の当たりにしてみると、感動するとともに痺れました。
あ、いや…ええかっこせずにもっと素直に表現すると、“キュン”でした(笑)
36歳での優勝は、2010年の第54回大会を制した
藤田敦史さん(富士通、現 駒澤大学ヘッドコーチ→新監督)の
33歳3か月を更新し、大会史上最年長。まさに、“鉄人”であり“レジェンド”です。
また、県関係選手のトップは、準優勝した美里町出身の右田綺羅選手(24)。
砥用中学・熊本工業高校出身で、創価大学からトヨタ自動車九州に入社した2年目の選手で、
2位集団の中での熾烈な競り合いを粘り強く制しました。
2回目の熊本西大橋の頂点付近で集団から離れた際にも
「下りで追いつける」などと、終始、冷静さを失っていませんでした。
砥用中学時代の恩師・一ノ口史規先生は
「当時、身長150㎝・体重23㎏ぐらいで細かったが、持久力で押し切れる選手だった。
将来はマラソンを走れるんじゃないかと直感的に感じていた」と回想します。
右田選手自身は「佐藤悠基さんのスパートについていけず悔しかった」一方で、
「地元のレースでしっかりエネルギーをもらった」といいます。
着実に力をつけている24歳は、来年度のマラソン挑戦を見据えています。
ちなみに、解説の原晋監督(青山学院大学)と一緒に乗り込んだ
TBSの移動放送車は今回が“ラストラン”でした。
フロントガラスのところに「吉田号」というポップが置いてあったのが
気になっていた方も多いかもしれませんが、
あれば私のことではなく、ドライバーさんのお名前でした。
大会当日はもちろんのこと、取材など、
事前の段階から多くの方にお世話になりました。
この場を借りて御礼申し上げます。
3月1日(水)午後8時からは
『あの感動をもう一度!熊本城マラソン2023総集編』を放送します。
こちらも、ぜひご覧ください。