ホームに響いたセレブレーション 進化は続く

2023明治安田生命J2リーグ 第3節
ロアッソ熊本vs大宮アルディージャ
3月5日(日)、熊本市のえがお健康スタジアムで行われました。

中継の解説は、RKKラジオ『とんでるワイド』では
“ハッスル”の愛称で親しまれた片山奨典さんでした。

ロアッソは、1分1敗とまだ勝利がない中で、
連勝がかかる大宮を相手に、3対0で勝利。

先制点の⑲島村拓弥選手は、移籍後初ゴール、J2初ゴール、
さらに、試合翌日の3月6日が自身24歳の誕生日という
‟記念”が重なるゴールとなりました。

追加点を挙げたのは⑰平川怜主将。
今シーズン、‟2桁得点”を個人の目標に掲げます。
その中で、第3節でゴールが生まれたということに
「自分にとっては大きな1点。いいタイミングだと思うし、継続的に取れるように」と
先を見据えました。

後半途中出場で、ダメ押しとなる3点目を決めた㉘土信田悠生選手は、
得点シーンよりも前に訪れた決定機に触れ、
「その1本を決められるかどうかは大きいので、その1本を仕留められるFWになりたい」と
さらなる成長への決意を語りました。

守っては、
②黒木晃平選手(大津町出身)、㉔江﨑拓朗選手(熊本市出身)、㉒相澤佑哉(八代市出身)の
“熊本育ちの最終ライン”を中心に、タレント揃いの大宮の攻撃を封じて今季初の無失点。

そして、この試合のボランチには、
⑧上村周平選手(益城町出身)が今季初スタメンで起用されました。
(上村選手は、体を絞った上で、日々の練習に臨む準備を見直すなど、
工夫を重ねているそうですが、これについてはまた後日に記します)

なお、⑭竹本雄飛選手(1点目と2点目)と⑪粟飯原尚平選手(3点目)が、
アシストを記録し、今シーズンのアシスト数を、それぞれ「2」としました。

選手たちの躍動で今季初勝利を飾ったの後、
スタジアムに響いた勝利のセブレーション“カモンロッソ”
アカデミー出身の大卒ルーキー㉒相澤選手をはじめとする新加入選手や
2年目で主力の座を掴み取った㉔江﨑選手たちにとっては、
初めてホームで経験する“カモンロッソ”でした。
相澤選手や江﨑選手は「憧れ」や「念願」だと話していましたので、
どんな表情で飛び跳ねていたのか。
ゴール裏のサポーターの皆さんから、よく見えていたことと思います。

「後半、押し込まれてしまう時間帯が多くて我慢が続いたのがチームとしての課題」と平川主将。
しかし、それを“伸びしろ”として、進化を続けていくチームだと信じています。

結びに。
RKKラジオのリスナーの皆さま、あの伝説の“マッスル・ハッスル コンビ”に再会しました。