走る赤馬 第2クールは上々のスタート

4月9日(日)、えがお健康スタジアムで行われた
2023明治安田生命J2リーグ第8節
ロアッソ熊本 vs ツエーゲン金沢

ロアッソは、この試合に3対1で勝利し、
4試合ぶりに勝点3を手にしました。

先制点の18番FW石川大地選手も、
勝ち越しゴールの24番DF江﨑巧朗選手も、
“ホーム初ゴール”でした。

今季新加入の石川選手は、
インタビュー時の“カモンロッソ”の呼びかけや、
歌い始めの音頭を取ることに少し戸惑いを見せていましたが、
ここからゴールを量産して、すぐに慣れてくれると信じています。

熊本市出身でプロ2年目の江﨑選手は、待望の“えがおスタ”での初ゴール。
ただ、まず、DFとして金沢に同点ゴールを許したことに
責任を感じていたことに言及した上で、自身のゴールで
「気持ちを持ち直すことができた」と語りました。
それでも、「熊本で、ホームで決めるゴールは最高です」と
最後は、少しはにかんだ様な“江﨑スマイル”を見せてくれました。

この日の解説はロアッソ熊本などでプレーした松岡康暢さん、
リポーターは森田みきさんでした。

そして、この試合から中2日という過密日程で迎えた
4月12日(水)の第9節、ファジアーノ岡山とのアウェイゲーム。
ロアッソは、前節からスターティングメンバーを入れ替えることなく
キックオフの笛を迎えました。

結果は0対0のスコアレスドローで勝点1。

確かに勝つことはできませんでした。
しかし、前節と同じスタメンがパスを繋ぎ、プレスをかけ、
誰一人として足がつることなく走り続けて相手ゴールに迫る。
大木武監督が「良いのに替える必要はない」と話したように、
ロアッソは、後半38分、トータル83分まで
スタメンの11人がプレーしました。

アディショナルタイムについても、前半はなし。
後半も選手交代分ほどの追加。
これは、試合が無駄に止まることなく
プレーが続いていたことを物語っています。

繰り返します。確かに勝つことはできなかった。
でも、選手たちの姿は、見ている私たちの心を奮わせ、
この先の飛躍を予感させるサッカーだったと感じています。

リーグ戦42試合を6分割し「7試合で勝点13」という目標を
掲げている今シーズンのロアッソ熊本。
はじめの7試合=第1クールでは勝点8に止まりましたが、
第2クールに入り、ホームとアウェイで1試合ずつを戦って勝点4。
巻き返しへ、上々の再スタートではないでしょうか。

中3日で迎える次の試合に向けて、チームは遠征先で調整を続けています。
ジュビロ磐田とのアウェイゲームは、
熊本地震の2回目の大きな揺れ「本震」から7年となる、4月16日(日)です。