“ 出る幕がない ” ことを祈って

勉強は好きではありませんが、浪人・留年した分、他の人よりも “ 勉強歴 ”だけは長い、福居万里子です。

 

大人になってからも “ 学びの場面 ” というのは多々ありますが、

私の場合は ≪ 防災 ≫ に関する学びが欠かせません。

最近、そんな機会につづけて恵まれました。

 

先月中旬は【 花畑広場 防災フェア 】に行ってきました。

いざというときに私たちを助けてくれる人たち、車両、ヘリコプターなどが集合!

災害車両の中に入って見学したり、災害用伝言ダイヤルを体験したり・・・

大人も子どもも楽しみながら防災学習をしていました。

 

私も、非常食を試食。

最近のものはメニューの多さもさることながら、質も高く、本当に驚きます。

とはいえ、「 いつも食べているような温かい食事 」とは やはり違います。

こうした食事を一度経験しておくことが、心構えになるのです。

特に小さなお子さんは “ 変化 ” に敏感でストレスを感じやすいですから、

たまに一緒に食べて、慣れておくことをオススメします!

 

花畑広場は有事の際にはボランティア拠点や避難所等として機能できるよう、できるだけ障害物のない造りになっていて、マンホールトイレや非常時用ポンプも備えています。

普段は憩いの場として親しまれていますが、こうした “ 別の顔 ” を知るきっかけにもなったのではないでしょうか。

( 自衛隊ヘリコプターには常に人だかりができていました! )

 

もうひとつの “ 学び ” は、熊本県が主催する【 地域防災リーダースキルアップ研修 】です。

県内各地の自主防災組織で活動する防災士や、職場で災害対策を担当する防災士、個人的に学んでいる防災士・・・

いろんな立場の防災士が集まり、知識と技術の向上を目指すものです。

 

私は防災士ではありますが、災害が起きれば災害報道・放送に携わるため、『 防災士の現場 』に出ていくことは おそらく ありません。

それだけに、自分がいかに現場を知らないか、と痛感する時間となりました。

家屋が倒壊して生き埋めが発生しているという状況で、どんな指示をだす?

どんな道具が必要で、その使い方は?

人手は どのくらい必要?

その人たちの安全は どう確保する?

 

そして、そんなときに、私たち放送局は何ができる?

どんな情報を伝えれば、現場の助けになる――?

 

本当に、いろんなことを考える機会になりました。

 

県庁内に新しく完成した防災センターでの学習もとても興味深いもので、普段あまり防災に興味がないという人にこそ、一度訪れてみてほしいと感じました。

普段から一般にも開放していますので、ぜひ ご家族で!

 

『 私たち防災士の出る幕なんてない 』

そんな日が続くことを祈りつつ、学び、備え続けます。