2016年に起きた熊本地震から8年が経ちました。
あっというまと感じる方もいれば
まだ8年 と感じる方もいらっしゃると思います。
8年前、私は関東の大学に入学したばかりで、
「ついこの前まで過ごしていた熊本が?」「本当に?」という気持ちばかりで
すぐには状況が理解できませんでした。
当時の不安や恐怖というのは、実際に被災した方々とはくらべものにならないと思います。
ただ、変わり果てた熊本を知るのが怖くて怖くて、
ニュースも見られなくなったことを覚えています。
今日、私は2度の震度7を観測した益城町に取材に行ってきました。
役場は地震の被害を受け、仮庁舎での業務が続いていましたが、去年新たな庁舎が完成しました。
そして、役場のすぐ隣には、『震災記念公園』があります。
震災の記憶の継承と住民の交流の場所として、去年6月に整備された場所です。
芝生には、たくさんの竹灯籠が並んでいました。
益城を想うメッセージや
熊本地震を風化させないというメッセージなど
それぞれの思いが記されていました。
今年に入って大きな地震があった能登や台湾への応援メッセージも多かったです。
地震で大きく傷ついた熊本が、8年たって、次の被災地を応援する。
今度は私たちが支援する番!という気持ちが伝わってきました。
こちらは、先日訪れた「阿蘇高森サクラミチ」
近くの造園会社が、熊本地震の復興を願い、およそ1.5キロにわたって
サクラを植えたそうです。
いつまでも眺めていられる 本当にきれいな景色でした。
春になると、暖かくなってサクラが咲いて、ぽかぽかとした、穏やかで幸せな気持ちになります。
でも、熊本地震のこと、そしてあのときの気持ちはこの先もずっと忘れたくないと思います。