月別アーカイブ: 2024年11月

復興のサンドアート

我が家の玄関には 息子の靴の中に入り込んだ砂が散らばっています、福居万里子です。

 

11月5日(火)の夕方Liveゲツキン!は、

熊本の “ 特別な砂 ” を使ったサンドアートを紹介しました。

サンドアートとは、ガラスの上に広げた砂で絵を描き、下から照明をあて、

その光と影を映し出すことによって物語を展開していく芸術作品です。

 

東京で活動しているサンドアーティスト・Caveさん。

熊本地震で被災した南阿蘇鉄道に心を寄せ続け、熊本の景色をモチーフにした作品を発表したり、募金活動をしたりしては熊本を訪れエールを送ってくださっています。

ゲツキン!「 福居の気になる劇場 」で紹介し、その後も交流が続いていて、

南阿蘇鉄道 全線再開の日には南阿蘇で会うこともできました。

( この夏にはRKKラジオに出演するためにRKKにもいらっしゃいました! )

 

Caveさんが今回熊本にやってきたのはチャリティーコンサート出演のためでした。

『 いのちのめぐみコンサート in 熊本 』

ことし1月に地震、さらに9月には豪雨にも見舞われた能登半島へ、

熊本から “ 復興のバトン ” を渡そうというイベントです。

 

そこで阿蘇を舞台とする新作を披露することになったCaveさんが訪れたのは、阿蘇神社でした。

コンサートの目的やCaveさんの想いに共感し、神社が “ 清めの砂 ” を授けてくれたのです。

( 権禰宜の内村さんと )

――コンサート本番。

阿蘇神社 の “ 清めの砂 ” を使ってCaveさんがパフォーマンス。

会場で流れたのは、美しく勇壮な調べ――

去年 楼門が復活した阿蘇神社の復興を記念してつくられた交響曲 『 蘇(そ) 』 です。

阿蘇の大地の成り立ち や 語り継がれてきた神話、

阿蘇神社を心の拠り所にして紡がれてきた人々の営みなど、

指先から、砂へ、祈りを込めて・・・見事に表現。

会場からは、パフォーマンス への “ 感動 ” と、

これまでのCaveさんの活動 への “ 感謝 ” を込めて 大きな拍手が送られました。

 

Caveさんの言葉で印象に残っているものがあります。

 

サンドアートは、描いては消えて、その上に さらに絵を描き、それも また消えていく

その様子は、

災害で失われてしまった景色が復旧・復興され、

人々の思い出や記憶へと昇華されていくのと似ている――

 

コンサートを鑑賞した人からも

「 Caveさんのパフォーマンスが、熊本が辿ってきた復興の変遷と重なって見えた 」という声がありました。

 

きっと、みなさんの心にも届くはずです。

 

そして、 “ 復興のバトン ” を、熊本から 能登半島へ――

 

今回の特集は 【 TBS NEWS DIG 】 で公開中です。

「壊れたものが、蘇る」 サンドアートに復興を重ねる女性 熊本の“特別な砂”で描いた阿蘇に観客も涙 | TBS NEWS DIG

ぜひ ご覧ください。

 

令和6年 能登半島地震復興絵支援チャリティコンサート

『 いのちのめぐみコンサート in 熊本 ~ ときの旋律 すなの音色 ~ 』

( コンサートの収益は すべて 能登の被災地に贈られるということです )

 

Caveさん、ありがとうございました!

すたすた中継 in 阿蘇

競走馬育成ゲームにハマった時期があります、福居万里子です。

( ブエナビスタが好きでした )

 

職場復帰して ひと月ほどが経とうとしています。

日々のニュースを伝えたり、番組ナレーションを務めたり、ラジオでトークを展開したり・・・

 

10年以上のキャリアの中で “ 当たり前 ” になっていたようなことが、

半年のブランクを経て戻ってくると、改めて刺激的に感じます。

 

刺激的、というか、ヒヤヒヤする経験もしました。

 

TBSの情報番組「 Nスタ 」の【 すたすた中継 】、11月5日( 火 )は 阿蘇市から。

美しい夕日を眺めながら阿蘇の大自然を散策するという乗馬体験を紹介しました。

中継本番は午後5時台ですが、現場入りは午前10時。

乗馬技術を習得し、トーク内容や動きを頭に入れて、スタッフ全員でリハーサルをして・・・

中継が成り立たないほど乗馬のセンスがなかったらどうしよう?

馬との相性が悪かったらどうしよう?

いろいろと不安はあったのですが、

今回 私の相棒を務めたシスコちゃん(9歳)は とても賢く穏やかな性格で、

全く苦労することなく、最初からスムーズに乗ることができました。

( 午前中の練習、余裕の福居 )

 

そして中継本番――

日中は晴れていたのに夕方になって阿蘇の上空には厚い雲が・・・

“ 生 ” で美しい夕景をご覧にいれることは叶いませんでしたが、

事前取材した際の映像などから阿蘇ならではの秋の絶景をお届けすることができました。

( 事前に撮影していた映像から )

馬のシスコちゃんもとっても落ち着いていて、中継は無事に終了!

 

――だったのですが。

 

中継の中でも報告したのですが、

私、移動中にイヤホン機器をまるごと落としてしまったのです。

( ハプニングを申告したときの、ワイプの中の井上アナの表情!笑 )

手綱から手を離すわけにもいかず、中継リポートを優先。

スタジオの声は全く聞こえなくなりましたが、

井上アナウンサーやホランさん、松田さんたちが優しくフォローしてくださいました。

 

中継が終わってすぐに現場を捜索!

足元には人の膝が隠れるほどに伸びた笹。

日の入りを過ぎ、阿蘇の草原は刻一刻と闇に包まれていきます・・・

 

み つ か ら な い ・・・!!!!!

 

それでも必死に、必死に、スタッフ全員、ほふく前進のような態勢で探し続け、

1時間ほどかけて、ついに発見!

( 泣きそうな福居と、乗馬クラブのティアさん、発見して安どの表情の音声スタッフ )

 

生放送って、何が起こるか分かりませんね!( だからこそ、オモシロイ!? )

一生 忘れられない中継になったのでした。

 

Nスタ の すたすた中継 は、公式ホームページでも公開されています。

過去の放送も含めて、是非ご覧ください♪

 

夢☆大地グリーンバレーのみなさま、ありがとうございました!!