ありがとう の 伝え方

マスクで顔が隠れてしまう分、最近はなるべく目や声で表情を表すようにしています、福居万里子です。

 

先日放送した、福居の気になる劇場――

放送時間の都合で伝えきれないことがあったため、ブログに記します。

 

 

熊本地震から4年。

そして新型コロナウイルス感染拡大に伴い政府が「 緊急事態宣言 」を出した今。

ある職業のみなさんに “ ありがとう ” を伝えたい。

それは、「 トラック運転手 の みなさん 」です。

 

4年前、最大18万人もの人が避難所に身を寄せました。

その避難生活を支えたのは 全国からの支援物資。

それを届けたのはトラックでした。

( 物資を提供してくださった全国の個人や企業のみなさんにも、もちろん感謝 )

 

新型コロナウイルスの影響で、いま 日本中が外出を自粛しています。

それでも お店には毎日、食品や日用品が届きます。

宅配需要も増えていますよね。

ぜんぶ、トラックが運んでくれるおかげ だと言えませんか。

 

RKKラジオでは、毎週土曜日 午後6時30分から

トラック業界 応援バラエティ「 トラパラ 」を放送しています。

パーソナリティ の DJジーノさん です。

大分県で運送会社を経営、ご自身もトラックを運転するそうです。

( パーソナリティとしては覆面で活動されています )

 

ジーノさんが、熊本地震のときのことを教えてくださいました。

4月16日の本震では大分県内でも 震度6弱 を観測し、大変な状況でした。

それでも、「 熊本は もっと 大変だから 」ということで、ジーノさん含め、大分県のドライバーたちは、大分からも支援物資を運びました。

大分 ~ 熊本は、普段だと2時間半ほどで着きますが、いつものルートは通行止め・・・

通れる道を探しながら、1日がかりの運送だったそうです。

さらに、被災して動けない熊本のトラックにかわり、県内の輸送にも、九州各地、遠くは山口・広島から応援のトラックが駆けつけていたのだとか。

( いろんな県外ナンバーを見た記憶、ありませんか )

 

そして、いま、新型コロナウイルスの混乱の中も、トラックは走ります。

今月7日の安倍総理の会見では、

▼県外への移動は控えて

▼社会機能は維持

▼そのために物流などは いつも通りに

ということでした。

 

つまり、物流、トラックは 『 止められない 』 のです。

この状況ですから、ご家族が心配されているのは もちろん、

「 積み荷にはマスクがあるけど、自分のマスクがない 」ということも。

 

いつもお世話になっている みなさんに、せめて、感謝の気持ちを表したい。

私たちに、何かできることは ないか――

ジーノさんが いくつか提案してくれました。

【 一般ドライバー の みなさん 】

「 トラックは積み荷が重いため、急な動きが苦手です。

ウィンカーを早めに出す、急ブレーキは避けるなど ご協力お願いします 」

「 長距離運転のトラックは、一定の間隔で休息をとらなければなりません。

高速道路のサービスエリアでは、大型用駐車場の利用は避けてください 」

 

【 宅配・通販などを利用する人たちへ 】

「 ありがとう、おつかれさま という言葉が パワーになります 」

 

・・・だそうです。

 

“ たったこれだけ ” しか 私たちには できません。

でも、“ たったこれだけ ” で、トラック運転手のみなさんは うれしいそうです。

できることを、しませんか。

 

いま この瞬間も 日本のどこかを走っている あなたへ

今日も ありがとうございます! ご安全に!

 

~ おまけ ~

先日 撮影した、熊本市のサクラマチクマモトです。

医療従事者への「 感謝 」と「 応援 」を青い光で表す「 ブルーライトアップ 」です。

海外では駅や教会など、国内でも都庁や東京タワーで実施しています。

 

そんなサクラマチだって、“ 交通 ” や “ 日用品店 ” など、いつも通り営業することで、私たちの暮らしを支えてくださっています。

 

外出自粛という不便さ、窮屈さは もちろんあります。

そんな中でも、感謝の気持ちを忘れずに 暮らしたいです。