さてさて、やって参りました、「我等音楽マサイ族」。
私ことまさいよしなりが今週お持ちしました音源はこちらです。
「パン売りのロバさん/近藤圭子」
1955年(昭和30年)にキングから発表された作品です。
この曲、蒸しパンの移動販売の際にBGMとして流されて
おりますので、全国的にご存知の方も多いことと思います。
作詞家の矢野亮氏が、ロバあるいは馬が車を牽いてパンを
販売している様子を見て、書き上げたものとされています。
そしてこの曲を聞いた前述の蒸しパン移動販売店の社長が
このレコードを大量に購入し、蓄音器で流しながら売るという
スタイルを確立して全国的に広まっていったとのことです。
歌っている近藤圭子さんは戦後を代表する童謡歌手の一人で、
当時のテレビ番組「快傑ハリマオ」や「豹の眼」の挿入歌を
歌っていることでも有名で、当時は大変な人気を誇っていました。