私ことまさいよしなりが今週お持ちしました音源はこちらです。
「夢みるシャンソン人形(日本語)/フランス・ギャル」
フランス・ギャルは往年のフランスのアイドル歌手で、日本でも
当時大変人気を集めていました。1963年にデビューした彼女は、
65年の第10回ユーロビジョン・ソング・コンテストにおいて
「夢みるシャンソン人形」がグランプリを獲得し、この曲は
大ヒットすることになります。これによって彼女の名声は国境を
越えてヨーロッパ各国、そして遠く日本にまで及んだのでした。
この「夢みるシャンソン人形」はセルジュ・ゲンズブールによる
作品です。「まだ本当の恋も知らないくせに、恋を歌う私はまるで
人形だ」という内容の歌詞は、まさに当時の音楽市場、あるいは
アイドルという存在へのアンチテーゼとも言えるもので、それを
フランス・ギャルが歌うところに皮肉が効いている作品なのです。
今朝はこの曲の、貴重な日本語バージョンをオンエアしました。
フランス・ギャル、大好きでした。あのころはフランスやイタリアの女性の曲はよく流れていました。シルビー・バルタンやマージョリー・ノエル、シェイラ。ダニエル・ビダルも好きでした。あの頃の外国の女性は日本語がお上手でしたね。