私ことまさいよしなりが今週お持ちした音源はこちらです。
「恋にいのちを/佐々木功」(1960年)
音楽活動のキャリアの途中で表現のスタイルを変える
アーティストがいらっしゃいます。歌い方、演奏の仕方、
更にはジャンルを越えるなど、様々な例があります。
ということで今回は、歌唱スタイルが途中でガラリと
変わった日本の男性シンガーを採り上げました。
それは、ささきいさお氏。アニメソングの世界で
彼を知らぬ人はいない、代表的な実力派歌手です。
この方が初めてアニメの主題歌を歌ったのは1973年
のことですが、歌手デビューは1960年、まだ高校生の
時でした。「和製プレスリー」と称し、ロカビリー歌手
として登場しましたが、そのロカビリーのブームが
去ると活躍の場を失ってしまいました。そこから
アニメ歌手として花開くまでの間、歌うことを基礎から
学び直し、その地道な努力の結果として我々のよく知る
あの豊かな歌唱力を手に入れたのがこの人なのです。
では、それ以前の「ロカビリー歌手」時代の歌声は
どうだったか…ということが気になりますよね。
というワケで今朝は、デビュー当時の音源の中から
「恋にいのちを」をオンエア。歌声の違いに驚きです!