私ことまさいよしなりが今週お持ちしました音源はこちらです。
「The Waltzing Cat/Leroy
Anderson(作曲)」(1950年)
今朝はアメリカの作曲家、ルロイ・アンダーソンの曲をご紹介。
「クラシック音楽」のカテゴリーで括られることの多い彼ですが、
確かに管弦楽の作品を中心に発表しているものの、そのどれもが
気軽に楽しめる楽曲ばかりです。軽快でユーモアがあり、何と
言っても2~3分で収まってしまう短い曲が多いのが特徴です。
1908年生まれと比較的近代の作曲家であり、ハーバード大学を
卒業したのち、演奏家として活躍しながら音楽の講師や言語学の
研究に携わるなど、非常に多彩な才能を持つインテリでした。
1938年に「ジャズ・ピチカート」「ジャズ・レガート」で成功、
兵役を終えたあと1946年の「シンコペイテッド・クロック」が
ゴールドディスク賞を受ける大ヒットとなります。彼の代表作は
他にもウィンターシーズンにはお馴染みの「そりすべり」、
タイプライターが楽器として登場する「タイプライター」、
ブラスバンドの定番となっている「トランペット吹きの休日」
など、どれも小曲ながらとても楽しい、印象深い楽曲ばかりです。
そんな彼の作品の中から今回は、ストリングスが「グリッサンド」
という音を滑らせる奏法を用いて動物の鳴き声を表現している
曲がありますので、2月22日、猫の日の今日、こちらをお聴き
頂きました。「ザ・ウォルツィング・キャット」。にゃ~お~♪