私ことまさいよしなりが今週お持ちしました音源はこちらです。
「グリーン・グリーン/ザ・ニュー・クリスティ・ミンストレルズ」
ザ・ニュー・クリスティ・ミンストレルズはアメリカのフォーク
グループで、1961年に10人のメンバーで結成されました。
フォークと言っても当時起こりつつあった政治的メッセージを
込めたプロテストソングの流れには属さず、飽く迄大衆的な
「ファミリーソング」の王道、それこそが彼らの音楽性でした。
1962年に発表されたファーストアルバムは大ヒットを記録し、
何とグラミー賞を獲得するという快挙を成し遂げています。
このグループはメンバーの入れ替わりが激しかったことでも
有名で、脱退メンバーの中にはその後成功を収めた者も
少なくありません。ジェリー・イェスターはモダン・フォーク・
カルテットを結成、バリー・マクガイアはソロ作「明日なき世界」
がヒット、ジーン・クラークはザ・バーズを結成、ラリー・ラモスは
アソシエイションに加入、更に大物としてケニー・ロジャース、
キム・カーンズ…と、錚々たるミュージシャン達を輩出しました。
さて、彼らの音楽は前述の通りポピュラーなフォークソング
であり、本国アメリカでこそ人気を得ていましたが、例えば
ここ日本で彼らのグループ名が浸透しているか…といえば
決してそうではありません。ところがたった一曲だけ、彼らの
オリジナルソングがここ日本でとてもよく知られています。
というわけで今朝はその曲「グリーン・グリーン」をオンエア。