20130816 まさいさんの我等音楽マサイ族 「サン・オブ・ジャマイカ/クスコ」(1983年)


私ことまさいよしなりが今週お持ちした音源はこちらです。

「サン・オブ・ジャマイカ/クスコ」(1983年)

今回は、この季節にピッタリの「夏のリゾートミュージック」
として紹介されていた音源をお持ちしました。ドイツ人の
二人、マイケル・ホルムとクリスチャン・シュルツを中心と
して結成された音楽ユニット「クスコ」による楽曲です。
クスコは1979年に結成され、翌80年にデビューアルバム
「デザート・アイランド」をリリースしました。ユニット名の
由来は、かつて南米に栄えた古代インカ帝国の首都
「クスコ」です。そのイメージ通り、アンデスの音楽を彷彿と
させる節回しが多用されています。また、楽器の構成は
シンセサイザーのメロディーとその他生楽器なのですが、
使用されるシンセサイザーの音色には南米の笛などを
模倣したものが多く、とてもエキゾチックな印象を受けます。
ただし本格的なワールドミュージックを目指している訳では
なく、あくまでポップで気軽な音楽に民族的なエッセンスを
ちりばめるという手法であり、難しくなく爽快感があります。
日本で初めて彼らのアルバムが発売された際は、単に
「リゾートミュージックのインスト曲を集めた企画盤」のような
ジャケットの体裁で、「演奏/クスコ」とごく小さくクレジット
されていただけでしたが、その後は徐々に音楽ファンから
認知されるようになっていきました。その爽やかなテイスト
もあって、番組等のBGMとしてもよく使用されています。

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