私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。
Yama-Ha/Humpe und
Humpe[1985年]
外国人のアーティストが日本のファンに向けて特別に
日本語で歌うという例が以前は散見されたものですが、
今日ご用意した楽曲は特に日本向けというわけではなく、
しかし歌詞が日本語で、おまけに一風変わった内容です。
Humpe
und
Humpeは西ドイツ(当時)の音楽ユニットで、
日本では「フンペ・フンペ」という名で紹介されていました。
姉アネッテ・フンペと妹インガ・フンペによる姉妹デュオで
あり、フンペ姉妹ということからフンペ・フンペなのです。
70年代末からそれぞれボーカリストとして活動していた
彼女たちですが、85年にこのユニットを結成し、この名義
唯一のアルバム「HUMPE・HUMPE」をリリースしています。
その中の一曲「Yama-Ha」(邦題:「これが人生だ」)は、
箏の音色などをフィーチャーしたジャーマン・テクノ・ポップ
となっており、その歌詞は当時の日本の企業名が淡々と
羅列されているという、まさにニューウェイブの面目躍如
とでも言うべき、シュールでユニークな珍妙さであります。