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2014年8月8日 我等音楽マサイ族

私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。
真夏のギャロップ/服部克久 [1988年]
音楽家の服部克久氏は、ピアノやオーケストラといった
インストゥルメンタルの響きやメロディーにこだわった
「音楽畑」シリーズという一連の作品集を1983年から
スタートさせました。以前マサイ族でもこのシリーズから
「ル・ローヌ(河)」という作品をご紹介したことがあります。
この「音楽畑」シリーズのアルバムは、20年という期間を
かけて全20枚がリリースされて完結しているのですが、
それだけ大変なボリュームのある作品集でありますから、
様々なところで使用されてきて私たちにとって耳馴染みと
なっている楽曲が当然ながらたくさん収録されています。
今日はそういった作品の中から、1988年の「音楽畑5」に
収められております「真夏のギャロップ」をお送りしました。

2014年8月1日 我等音楽マサイ族

私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。
ラヴ/美空ひばり、原信夫とシャープス&フラッツ [1965年]
昭和を代表する歌手、美空ひばりがお亡くなりになって
早いもので25年という歳月が経ちましたが、巷から彼女の
歌声が消え去ったことは寸刻たりともないように思われます。
この方はジャズのスタンダードナンバーも数多く吹き込んで
いることで知られていますが、今朝はそれらの楽曲の中から
1965年に録音された「ラヴ(L-O-V-E)」をご用意しました。
この曲はドイツ出身の音楽家ベルト・ケンプフェルトが作曲し、
ジャズ・ピアニストでありシンガーのナット・キング・コールが
64年に大ヒットさせたことで有名です。その録音の際、彼は
英語以外にも5ヶ国語のバージョンでこの曲を収録して
いるのですが、その中には漣健児の作詞による日本語
バージョンも含まれていました。残念にもコールはその翌年、
65年2月に他界したのですが、彼を敬愛していた美空ひばり
はその追悼の意味を込め、同じ年に「ひばりジャズを歌う
~ナット・キング・コールをしのんで」というアルバムを発表
しています。そして「ラヴ」のカバーもここに収録されました。

2014年7月25日 我等音楽マサイ族

私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。

モーツァルト: 歌劇『魔笛』より「夜の女王のアリア」
/フローレンス・フォスター・ジェンキンス(ソプラノ) [1938年]

いよいよ夏本番を迎え、お子さんたちはさっそく夏休みを
満喫していることと思います。そこでこのコーナーでも、
夏休みらしくのびのびとした、自由で何者にも囚われない
オンリーワンの表現を成し得たレコードをご用意しました。
それは、往年のアメリカのソプラノ歌手、フローレンス・
フォスター・ジェンキンスが1938年に残したSP音源です。
この人は1868年生まれ。44歳にして初めてリサイタルを
開き、その独創的で誰にも真似のできない歌唱スタイルで
当時のクラシック界や多くの聴衆に圧倒的なショックを与え、
アメリカで彼女を知らない者はいないという程の認知度を
得ていました。また、若い才能の育成のために基金を設立
するなど音楽への惜しみない情熱を持っていた彼女は、
周りを陽気にさせる持ち前の天真爛漫な性格もあって
たくさんの熱心なファンを獲得し、最晩年の1944年における
カーネギー・ホールでのライブに至るまで高い人気を誇って
いた、今や伝説のソプラノ歌手なのです。彼女は誰にも
負けない音楽に対する愛情と、自分の歌への信念、そして
音楽で周りを幸せにするという心からの願いを持っていた、
素晴らしい歌手でした。そんな彼女に足りなかったものは
たったふたつ、音程の正しさとリズム感だけだったのです。

2014 7月22日(火) 第1122回 梅雨明け♪

おはようございます^^

熊本も昨日梅雨明けしまして、

これからますます暑くなっていきますね。

熱中症にはご注意を!!

 

さて、私事ですが

最近着物教室に通っています。

何とか自分で着られるようになった所です♪

先日、その着物教室のみなさんと

「着物でランチ♪」

 

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おじゃましたのは、

「健軍の杜 木斛邸」

とても素敵なお店でした!!

 

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美味しそうでしょう♪

これに、ご飯・味噌汁・お刺身が付いてます。

 

着物を着てると

いつもとは違う気持ちになります^^

少しおしとやかな感じ!笑

 

なかなか着物を着ていく場所がないので、

先生が提案して下さいました。

 

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着物教室の皆さんには

いつもお世話になっております!!

おしゃべりばっかりして先生ごめんなさい。笑

みなさん大好きです!!

 

肉食女子もいいけれど

着物女子も定着するよう練習頑張るぞー!!!

みなさんご指導よろしくお願いします!!

 

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さて、今週のテーマは

『夏休みの想い出&番組企画』

番組へのメッセージお待ちしてます(^_-)-☆

メール:33645@rkk.jp

ファクシミリ:096-356-1117

ハガキ・封書:〒860-8611 RKKラジオ「奥田圭のさんさんラジオ」あて

 

今日お届けした音楽♪

■ あなたはわかっちゃいない / プスンブーツ

■ いつでも夢を / 橋幸夫・吉永小百合

■ 大丈夫 / ヒルクライム 

 

みなさんキラキラな1日を~♪

2014年7月18日 我等音楽マサイ族

私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。

Ginza Red Oui Oui/Dave [1976年]

外国人シンガーが外国語で歌い、レコードも洋楽として
リリースされていながら、実のところは日本で企画され、
制作も含めて日本人が手掛けている楽曲があります。
今日ご用意した「ギンザ・レッド・ウィ・ウィ」もそうした
作品のひとつで、歌うのはフランス人シンガー、デイヴ。
彼は母国フランスにおいて何曲ものヒットを量産していた
正真正銘のスター歌手であり、その甘いマスクもあって
絶大なアイドル的人気を博していました。そんなデイヴに
いわゆる「和製フレンチポップス」を歌ってもらおう、という
ことで作られたのが、この「ギンザ・レッド・ウィ・ウィ」です。
1976年に発売されたこの曲は同年の化粧品キャンペーン
ソングとしてテレビCMに使用されたため、お茶の間にも
広く知れ渡り、10万枚に迫るスマッシュヒットを記録しました。
もちろんこの曲はデイヴのお膝元フランスでは発売される
ことなく、日本のみでリリースというレアな作品となりました。
ちなみに作詞はフランスのシンガーソングライター、パトリック・
ロワゾーが、ネイティブのフランス語で書き上げています。
そして作曲は佐藤健、編曲は大野雄二の手によるものです。
本場のフレンチポップスを意識したアレンジ、特にコーラス
ワークやストリングスの響きなどが聴きどころと言えましょう。

2014年7月11日 我等音楽マサイ族

私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。

Little Chaka/Fruitcake [1986年]

フルーツケーキはオランダのフュージョングループで、
本国でのデビューは1982年、日本ではその翌年に
紹介されています。そのポップで明るく、爽やかで
心地よく、そして何と言っても都会的かつお洒落な
サウンドは、当時のフュージョンブームも手伝って
大いに受け、売れ線の歌謡曲・ニューミュージック、
あるいはチャートを賑わす洋楽作品に飽き足りない
好事家たちに支持されました。クリアで実に垢抜けた
彼らの音作りは、特に「夏」にうってつけのBGMとして
認識され、フュージョンファンの裾野を広げました。
基本的にインストゥルメンタルが主体である彼らの
作品は、現在に至るまでラジオ・テレビの番組テーマや
BGMとして非常に多く採用されており、知らず知らずの
うちにきっと大勢の方々の耳に馴染んでいることでしょう。
今回はそんなフルーツケーキの楽曲の中から、86年に
発表された3枚目のアルバム「サマー・レミニスンス」より、
ミドルテンポで聴かせる「リトル・チャカ」をお送りしました。

2014年6月27日 我等音楽マサイ族

私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。

七夕さま/CAPPELLATTE [2009年]

来週の月曜日は7月7日、七夕ですね。そこで探して
みますと、歌謡曲・ニューミュージック・J-POPの中には
七夕をテーマにした、あるいは歌詞に盛り込まれた曲が
少なからず存在しています。とはいえ、七夕に関する
曲で誰もが真っ先に思い浮かぶものといえば、やはり
童謡・唱歌として歌い継がれている「たなばたさま」
ではないでしょうか。この曲は、童謡詩人の権藤花代、
作曲家の下総皖一の手により1941(昭和16)年に発表
されました。今では「金銀砂子」という言葉は伝わりづらい
かも知れませんが、「砂子」とは金粉・銀粉のことで、
蒔絵や襖絵、色紙などにあしらった砂子がキラキラと
輝くさまを、夜空の星、とりわけ天の川に例えて、この
ように表現しています。また、1番の終わりが「砂子」の「ご」、
2番の出だしが「五色」の「ご」というふうに合わせて
あるのは、子供が戸惑うことなく2番を歌い始められる
ようにとの作詞家の配慮だとも言われております。
というわけで、今日はこの「たなばたさま」を、女性3人に
よるアカペラグループCAPPELLATTEが2009年に
リリースしたバージョンでお聴き頂きました。満天の星空に
吸い込まれてゆくような、透明感のあるハーモニーです。

2014年6月27日 我等音楽マサイ族

私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。

ショー・ジョー・ジ/アーサ・キット [1955年]

かつて日本の童謡が、海を渡ってアメリカでポピュラー・
ソングとしてリリースされたことがあります。1955年に
発表された、アーサ・キットが歌う「ショー・ジョー・ジ」です。
タイトルからもお分かりの通り、元歌は「証城寺の狸囃子」
です。木更津に現存するお寺「證誠寺」に伝わる「狸囃子」
伝説を、1924(大正13)年に野口雨情が詩にしたため、
その詩を改作した歌詞に中山晋平が曲を付けたものです。
さて、その英語版を歌ったアーサ・キットは、当時ダンサーや
歌手として人気を博し、ブロードウェイでも大成功を収めて
います。その活動は歌に映画にと、2008年に亡くなるまで
精力的に続けられていました。
そしてその「ショー・ジョー・ジ」ですが、当時のアメリカ人が
頭の中に思い描いた日本のイメージというわけで、まさに
奇妙奇天烈な「オリエンタル」ムードに満ちています。
そして歌詞の内容は、「ショー・ジョー・ジという名前の
アライグマが、いつもお腹をすかせていて、コイコイコイと
歌ってる」という感じ。途中で日本語の原詞も登場します。

2014年6月20日 我等音楽マサイ族

私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。
ラッパ吹きの休日 (Bugler’s Holiday)
/アーサー・フィードラー指揮 ボストン・ポップス・オーケストラ
大きく「クラシック音楽」というジャンルに括られている作品の
中にも、比較的新しい時代に作曲されたものが多く存在し、
その中には私達にとってたいへん耳馴染みとなっている
楽曲も決して少なくありません。今回はそういったものの
中から、アメリカの作曲家、ルロイ・アンダーソンが1954年
に作曲した管弦楽曲「ラッパ吹きの休日」をご用意しました。
「トランペット吹きの休日」というタイトルでも知られている
この曲、原題は「Bugler’s Holiday」と言います。バグラー
とはラッパ手、つまり信号ラッパを吹く人のことです。
通常ラッパ手が吹くのはビューグルやクラリオンと呼ばれる
楽器で、バルブが付いていないために自然倍音(ド・ミ・ソ)
しか出すことが出来ませんが、この「ラッパ吹きの休日」の
中では代わりにトランペットが主役として活躍します。
全力疾走するような素早いパッセージで3本のトランペットが
複雑かつ緻密に絡み合う作品のため、「ラッパ吹きの休日」
どころか、「ラッパ吹きの休日返上」とか「休日出勤」などと
揶揄されることもあり、ブラスバンドの経験がおありの方なら
お分かりになるのではないかと思います。ギャロップという、
早いテンポの4分の2拍子となっており、その曲調のため
運動会などでもよく使用され、お馴染みとなっています。

2014年6月13日 我等音楽マサイ族

私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。

歌いましょうひとりで/富岡多恵子[1976年]

音楽を本職としていない方がレコードやCDをリリース
するということが時々ありますね。今朝はそういった
音源の中から、富岡多恵子さんの作品をお持ちしました。
この方は1950年代に詩人としての活動を始め、のちに
小説家やエッセイストとしても活躍した文筆家です。
そして1976年、自作の詩の数々を12の楽曲にし、
それらを自ら歌い上げ、アルバムとしてリリースしました。
「物語のようにふるさとは遠い」というタイトルのこのLPは、
当時の一般的な「詩」や「歌謡曲」へのアンチテーゼとして
自らの「詩」を「歌謡曲」に仕立てて世に送り出すという、
実に挑戦的でアバンギャルドな内容となっています。
とはいえ、難解でとっつきにくいかと言えば、決して
そういうことはありません。独特の歌声に寄り添うように
とてもシンプルな、それでいて実のところ一筋縄では
いかない演奏との静かなる絡みが聴きどころです。
そしてこのアルバム全曲の作・編曲を担当したのが、
当時芸大院生であった坂本龍一氏であり、その点でも
「知る人ぞ知る」存在感のある一枚となっているのです。
今日はこのアルバムの中から、もうすぐ父の日という
ことで、「お父さん」にまつわるエピソードがテーマとして
織り込まれた「歌いましょうひとりで」をお送りしました。