日別アーカイブ: 2011年8月31日

上益城郡山都町【八朔祭】

山都町に秋を告げる八朔祭(はっさくまつり)は、
江戸時代中期から始まったとされる豊作祈願の祭りです。
今週の土曜・日曜に開催されます。
祭りの呼び物はなんと言っても巨大な造り物。
町内毎の組に分かれて、祭りの2ヵ月ほど前から制作に取りかかります。
木の枝や皮、松かさ、ススキの穂など自然の素材だけを使い、
できるだけそのままの形で造るのが特徴です。
完成すると高さが5~6m、長さが7~8m、重さは2t近くにもなります。
大造り物は審査があるので、
各組とも趣向を凝らし、競い合うのが伝統です。
造り物のテーマは当日まで秘密厳守が鉄則で、
昔は別の町の出身だと、夫婦同士でも決して教えなかったそうです。
今はそこまでありませんが、周りにシートを張りめぐらせ、
中が見えないようにして造ります。
完成した大造り物は祭りの2日目、午後から引き廻しが行われます。
今年は11基の大造り物が登場する予定です。
太鼓や笛などの八朔囃子を鳴らしながら、町の中心部を勢いよく廻ります。
八朔祭ではこの他、ステージイベントや花火なども楽しめます。
☆開催日:9月3日(土)・4日(日)
☆開催場所:浜町(はままち)商店街一帯
☆アクセス:熊本市内から御船町を経由して国道445号から
☆駐車場:2000台(臨時駐車場からはシャトルバス運行)
☆問合せ:山都町役場内・山都町八朔祭実行委員会(0967-72-1158)
※当日のみ八朔祭本部(0967-72-1839)
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