人吉・球磨地方に残る「ウンスンカルタ」をご存知でしょうか?
ウンスンカルタは、江戸時代頃から全国で盛んに行われていましたが、
賭け事に使われていたため禁止令が出され、
次第にウンスンカルタ自体がなくなっていきました。
しかし人吉は幕府から遠く離れ、周りを山々に囲まれていたため、
密かに伝承されてきたと考えられています。
ウンスンカルタは、子どもから大人まで一緒に遊べるゲームです。
4人ずつ2チームの団体戦で、専用の丸い座布団を囲み、
敵と味方交互に座ります。
8人が1枚ずつ札を出して、一番強い札を出した人が総取り、
最後に札が多いチームが勝ちです。
簡単なようですが、切り札が変わったり、札1枚に強弱があったりなど複雑です。
ポルトガル語でウンは「1」、スンは「最高」を意味しますが、
「うんともすんとも言わない」という言葉は、
ウンスンカルタで行き詰った様子に由来するという説もあります。
このウンスンカルタをもっと知ってもらい伝承していこうと、
鍛冶屋町では毎年10月にウンスンカルタの全国大会が行われています。
第8回となる今年の大会は今週土曜日、
参加申込の受付は明日までです。
☆開催日時:10月15日(土)9:30受付10:00開始
☆申込〆切 10月13日(木)
☆開催場所:鍛冶屋町通り(大会当日は歩行者天国)
☆アクセス:人吉ICから県道54号で人吉駅方面に約2km
☆駐車場:10台
問合せ・申込:鍛冶屋町通りの町並み保存と活性化を計る会
(0966-22-2566)
人吉市鍛冶屋町(かじやまち)【ウンスンカルタ大会】
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