小天神社(おあまじんじゃ)の火の神祭りは、
奈良時代から続くと言われています。
玉名地方で疫病が流行したとき、時の国司(こくし)が7日と7夜火を焚き続け、
疫病が治まるようにと祈願しました。
最後に3回火の中を火傷を負わずに渡ったため、
悪病退散の願いがかなったといいます。
この故事にならって、毎年10月15日に行われるのが火の神祭りです。
夕方、ハッピ姿の男たちによる節頭行列で祭りが始まります。
夜になると境内のやぐらに点火され、火渡りの準備が進められます。
途中、進軍のラッパが鳴り響くと、若者たちが拝殿になだれ込み、
止めようとする者とで押し合いが展開されます。
そして、祭りのクライマックスは「火渡り神事」です。
烏帽子に狩衣姿の少年二人が、真っ赤になった炭火の上を
素足で3回ずつ一気に駆け抜けます。
火の粉を蹴散らしての火渡りや拝殿での攻防が、
県下でもたいへん勇壮な祭りとして知られています。
★開催日時:10月15日(土)夕方~深夜まで
☆アクセス:県道1号を熊本市内から玉名方面に向かう小天小学校手前
☆問合せ:小天神社(0968―82―3153)
玉名市天水町小天神社【小天神社火の神祭り】
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