天草市河浦町【海を渡る祭礼】

天草市河浦町の無人島「産島(うぶしま)」にある産島八幡宮の大祭は、
産島から対岸のお宮へとご神体が船で移動することから
「海を渡る祭礼」と呼ばれています。
漁の安全と大漁を願い、毎年10月の第4土曜と日曜に行われていて、
今年は22日と23日に開催です。
初日は島から出て、ご神体を港で御輿ごと船に乗せ、
対岸の上平十五社宮へと「お下り」します。
そして翌日、再び海を渡る「お上り」です。
お上りの日には、大漁旗を掲げた10数隻もの船団が、
御輿を乗せた船を取り巻き、海上の神幸行列が行われます。
産島に着くまで、色とりどりの着物を着た子どもたちが
船上で踊り続ける光景はとても華やかです。
この産島は、日本書紀に登場する神宮皇后(じんぐうこうごう)がこの島で
ご出産になったという伝説があるため「産島」と名付けられたと伝えられています。
この時、湧き出ていた泉の水は出産のときに産湯として使われたそうで、
産島八幡宮は安産祈願にも御利益があるといわれています。
☆開催日時:10月22日(土)・23日(日)
☆開催場所:産島八幡宮
☆アクセス:天草瀬戸大橋を渡って県道26号を河浦町方面へ
☆駐車場:港に臨時駐車場有り
☆問合せ:天草市河浦支所産業建設課(0969-76-1111)

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