今月20日(土)に菊池市の稗方菅原神社で行われる「嫁とり祭り」の紹介です。
「嫁とり祭り」は、菊池市稗方で毎年12月20日に行われる民俗行事です。
詳しい起源は不明ですが、江戸時代の終わり頃には行われていて、
地域の家内安全や子孫繁栄などを願う行事です。
菅原道真が旅の途中に稗方に立ち寄ったとき、結婚式が行われていたので
酒を振舞ったのが、祭りの由来となっています。
当日は午前中から稗方菅原神社で神事が行われた後、座元の家に場所を移し、
神前形式による仮の結婚式をします。
藁で編んだネコボクを敷き、その周囲を幕で囲って式場を作ります。
進行役は神社の神官が務め、三々九度の杯を交わすなど、ひととおり本格的な
結婚式が進みますが、最後に神官の「この婚礼はネコボクの上のことまで」の
言葉で、その場限りの即席結婚式を出席者全員で笑って終えます。
開催日時:12月20日(土)10:00頃~
アクセス:国道325号を菊池方面へ 北原交差点から県道18号に入る
駐車場:周辺の駐車スペースを利用可
問合せ:教育委員会 生涯学習課(0968-25-1672)※平日のみ