20140314「我ら音楽マサイ族」Grandfather’s Clock/Sam Cooke(1961年)

私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。

Grandfather’s Clock/Sam Cooke(1961年)

みなさんも「大きな古時計」という歌をご存知のことと
思います。この曲は19世紀のアメリカを代表する作曲家
ヘンリー・クレイ・ワークによって1876年に発表され、
大衆歌曲として長きにわたって歌い継がれてきました。
おじいさんが生まれた朝に買ってきたという大きな時計が、
常におじいさんの暮らしと共に時を刻み続け、そして
彼が人生を全うするのと時を同じくして動かなくなった…
という印象的な歌詞は、とても沁みるものがあります。
日本では1962年、テレビで放送する目的で作詞家の
保富康午により訳詞が書かれ、「大きな古時計」という
邦題が付けられました。現在も日本で広く歌われている
歌詞はこの時作られた訳詞であり、これは英語の原詞の
1・2・4番の内容をほぼ忠実に日本語訳したものです。
ただ、原詞ではおじいさんが「90歳」であるのに対し、
語呂の悪さから訳詞では「100歳」に変更されました。
さてこの曲を原詞でオンエアするに当たり、若くして
この世を去った偉大なソウルシンガーとして名高い、
サム・クックが1961年に発表したバージョンでご紹介。

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