私ことまさいよしなりが今週お持ちしました音源はこちらです。
「思い出のバラ/ブレンダ・リー」
5月というと私がまず思い浮かべる楽曲が、「五月のバラ」。
なかにし礼作詞、川口真作曲によるバラードナンバーです。
この曲は実に多くの歌い手によって録音されておりまして、
1975年の尾崎紀世彦をはじめ、塚田三喜夫、水原弘、
菅原洋一、布施明、そして新しいところでは秋川雅史、
こういった面々がこの「五月のバラ」をリリースしています。
お気付きかと思いますが、いわゆる実力派、喉に特に自信の
あるシンガーによって好んで歌われている一曲だと言えます。
この名曲の誉れ高い歌謡バラード、オリジナルは1969年に
リリースされています。ロカビリーの世界からデビューした
シンガー、フランツ・フリーデルのバージョンがそれでして、
このレコードは「津川晃」という名義でリリースされています。
実はその次にこの曲をレコーディングしたのが意外な人物で、
「ミス・ダイナマイト」と呼ばれて日本でも大変な人気を
博したアメリカの大スター、ブレンダ・リーなのです。
「この世の果てまで」、「我が心のサンフランシスコ」、そして
「アイム・ソーリー」など、オリジナルからカバー曲に至るまで
この方の歌声で浸透している楽曲は枚挙に暇がありません。
そのブレンダ・リーが日本での公演を行うに当たって、「来日
記念盤」として1972年にシングルでリリースされた曲、それが
「五月のバラ」だったのです。ただし彼女のバージョンに限り
曲名が「思い出のバラ」になっています。歌詞も曲も同一です。
今回は特に珍しいこのブレンダ・リーのバージョンをご紹介。
今なおCD化されていない楽曲のため、ドーナツ盤の音源にて。
非常に見事な日本語で歌い上げるブレンダ・リーに驚嘆です!
はじめまして。昭和歌謡ファンです。
「赤坂ミッドナイト」というCDを買いましたが、津川晃さんの歌で収録されていました。
YouTubeにアップロードしたいと思いましたが、削除されそうなので情報だけお知らせします。
カバーされた実力派歌手の動画を視聴しましたが、津川晃さん素晴らしい歌唱力でした。