20130906 まさいさんの我等音楽マサイ族 「僕のオネスティ/川上進一郎」(1986年)

私ことまさいよしなりが今週お持ちした音源はこちらです。

「僕のオネスティ/川上進一郎」(1986年)

吹く風にようやく次の季節を感じるようになってきました。
そんなわけで今朝は少しばかり落ち着きを感じる選曲で。
さて、男性シンガーの中にはハイトーンボイスが売りの
方が見受けられますよね。例えばファルセットを駆使して
素晴らしい高音をテクニックでコントロールする場合や、
そもそも持って生まれた地声が高いため自然な高音で
歌う方など、同じハイトーンでもそのスタイルは様々です。
今回はそういったシンガーの中から、川上進一郎氏を
ピックアップしました。この方は1986年にCBSソニーから
「僕のオネスティ」でデビューしたのち、合わせて数枚の
シングルを発表しています。ジャケット裏には「アルバム
制作中」という告知が書かれているものの、それがリリース
されることはなく、しばらくは他アーティストへの楽曲提供等
精力的に活動を続けていましたが、90年代に入りますと
音楽の表舞台で彼の名を目にすることはなくなりました。
そしてこの方こそは、とても印象的なハイトーンボイスの
持ち主なのです。その高音は極めてナチュラル。透明感に
あふれ、かつ伸びと張りのある、実に魅力的な歌声です。
ネット上にもほとんど情報が見当たらず、また作品がCDに
まとめられることもないままの彼ですが、しかしこのまま
忘れ去られるのは本当に惜しいシンガーです。今回は
上述のデビュー曲「僕のオネスティ」をお聴き頂きました。

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