私ことまさいよしなりが今週お持ちしたのはこちらです。
Little Chaka/Fruitcake [1986年]
フルーツケーキはオランダのフュージョングループで、
本国でのデビューは1982年、日本ではその翌年に
紹介されています。そのポップで明るく、爽やかで
心地よく、そして何と言っても都会的かつお洒落な
サウンドは、当時のフュージョンブームも手伝って
大いに受け、売れ線の歌謡曲・ニューミュージック、
あるいはチャートを賑わす洋楽作品に飽き足りない
好事家たちに支持されました。クリアで実に垢抜けた
彼らの音作りは、特に「夏」にうってつけのBGMとして
認識され、フュージョンファンの裾野を広げました。
基本的にインストゥルメンタルが主体である彼らの
作品は、現在に至るまでラジオ・テレビの番組テーマや
BGMとして非常に多く採用されており、知らず知らずの
うちにきっと大勢の方々の耳に馴染んでいることでしょう。
今回はそんなフルーツケーキの楽曲の中から、86年に
発表された3枚目のアルバム「サマー・レミニスンス」より、
ミドルテンポで聴かせる「リトル・チャカ」をお送りしました。