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3/3(土)放送:第2回 外来・入院病棟について

1979年に設立し、長らく阿蘇地域の中核医療機関を担ってきた「阿蘇立野病院」。2016年4月に発生した熊本地震により甚大な被害を受けましたが、2017年4月から段階的に再開。8月以降からは入院や一般外来、11月に人口透析を再開しています。そしてようやく今年1月、1年8ヵ月ぶりに全館再開。同院のモットーでもある「ぬくもりと安心の医療」をお届けできるよう、スタッフが一丸となって業務に取り組んでいます。この番組では、阿蘇立野病院のさまざまな取り組みをご紹介します。

 

「第2回 外来・入院病棟について」

長船なお美さん(リポーター):こんにちは、長船なお美です! この番組では、阿蘇立野病院の様々な取り組みを紹介します。今回は、看護局長の野田輝美さんにお話を伺います。野田さん、来月で熊本地震から2年が経過するわけなんですが、こちらの復興も着実に進んでいるようですね。

野田看護局長:そうですね。震災で使えなくなっていた西館の改修が終わり、今年1月からは以前のように西館で外来診療を行っています。昨年9月からは入院病棟を再開しました。地震前は88床でしたが、現在は32床で入院患者さんを受け入れています。患者さんもスタッフも、お互いに被災している者同士ですので、頻繁に声をかけ、気持ちを分かち合うことを大切にしています。

長船なお美さん:看護師さんの数は、現在26人。そのうち2人は、熊本県と熊本県看護協会の呼びかけで県内外から応援に来ている「くまもと復興応援ナース」の方だとか。復興の大きな力になったそうですね。

野田看護局長:そうなんです。応援の看護師の中には、当院のような地域の病院だけでなく急性期病院の看護師も来てくれて、お互いに学び合い、支え合いながら、看護に携わる良い環境ができています。ただ、期限付き勤務(1ヵ月〜1年程度)のため、今後を考えると、依然として看護師数が不足している状況です。

長船なお美さん:なるほど。昨年11月には人工透析も再開されましたね。

野田看護局長:はい。人工透析は全部で17床あります。地震で装置が被災したため、今回すべて新しい透析装置を導入しました。阿蘇地域は人工透析施設の需要が高いため、今後も安定供給を図るための体制づくりを行っています。

長船なお美さん:最後に、今後の目標を教えてください。

野田看護局長:病院を再開した当初は、患者様から「入院できるの?」とか、「夜中に救急車で行けるんですか」など、これまでなかったような質問を多くいただきました。そうした患者さんの不安を払拭し、信頼に応えていくためにも、スタッフの体制を整え、患者さんと関わりを密にしながら、地域に貢献できる病院を目指したいと思います。

INFORMATION
ただ今、阿蘇立野病院ではスタッフを募集しています。
【募集職種】
●看護師
●准看護師
●薬剤師
●介護士・看護補助
●作業療法士
●理学療法師
●営繕職員
お問い合わせ/0967-68-0111(阿蘇立野病院)


復興に向けて着実に歩みを続ける阿蘇立野病院


野田輝美看護局長とリポーターの長船なお美さん


人工透析は17床。地震後にすべて新しい装置を導入


阿蘇地方は透析需要が高いため、今後も安定供給を目指す


「くまもと復興応援ナース」が2名勤務。復興の大きな力に!


依然として看護師数は不足しており、新たな仲間を募集中


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