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4/7(土)放送:第3回 リハビリテーションについて

1979年に設立し、長らく阿蘇地域の中核医療機関を担ってきた「阿蘇立野病院」。2016年4月に発生した熊本地震により甚大な被害を受けましたが、2017年4月から段階的に再開。8月以降からは入院や一般外来、11月に人口透析を再開しています。そしてようやく今年1月、1年8ヵ月ぶりに全館再開。同院のモットーでもある「ぬくもりと安心の医療」をお届けできるよう、スタッフが一丸となって業務に取り組んでいます。この番組では、阿蘇立野病院のさまざまな取り組みをご紹介します。

 

「第3回 リハビリテーションについて」

長船なお美さん(リポーター):こんにちは、長船なお美です! この番組では、阿蘇立野病院の様々な取り組みを紹介します。今回は、リハビリテーション課 課長・古川さんにお話を伺います。古川さん、こちら阿蘇立野病院のリハビリテーションについて教えていただけますか?

古川課長:はい、当院では院内リハ、通所リハ、訪問リハの3種類のリハビリテーションを提供しています。私どもリハビリテーション課では、入院中にしっかりリハビリを行って、退院後は訪問リハで自信をつけていただいた上で、通所リハに通っていただくという「流れ」を作ることを目標にしています。

長船なお美さん:熊本地震以前は28人いたというリハビリテーションスタッフ。現在は、理学療法士5人、作業療法士2人、言語聴覚士1人、介護士3人の計11人で院内、通所、訪問のリハビリを行っているそうです。

古川課長:特に高齢の患者さんは、入院で安静状態が続くと、筋力の低下が起こりやすいんです。患者さん個人の状態にあった目標を定め、身体機能の向上を目指したリハビリを行います。寝たきりの患者様の場合は、病棟でリハビリを行っています。

長船なお美さん:通所リハビリテーション「すがる」は、震災により被害を受けたため、リニューアルされ、明るく、より使いやすい施設に生まれ変わりました。

古川課長:通所リハビリでは、機器による運動や電気治療など、理学療法士による個人別のプランに添って、リハビリを行っていただきます。リニューアルした施設は利用者の方にも好評で、意欲的にリハビリに取り組んでいらっしゃいます。
訪問リハビリは、高森や南阿蘇地域を中心に行っています。実際に暮らす家でリハビリを行うことで、自信を回復していただく良い機会になっていると思います。
現在外来患者さんのリハビリ再開に向けた体制づくりを進めているところです。これからもスタッフ一丸となって患者さんが元気に、自分らしい生活をおくるお手伝いを続けていきたいと思っています。

 

INFORMATION
ただ今、阿蘇立野病院ではスタッフを募集しています。

【募集職種】
●看護師
●准看護師
●介護士・看護補助
●作業療法士
●理学療法師

お問い合わせ/0967-68-0111(阿蘇立野病院)


復興に向けて着実に歩みを続ける阿蘇立野病院


古川課長とリポーターの長船なお美さん


単語の発生練習で、お話に関する口の中の動きを訓練


寝返りや歩行などの基本的動作や日常生活動作を訓練


個人別のプランに添った通所リハビリテーション


高森や南阿蘇地域を中心に行う訪問リハビリテーション


スタッフが一丸となって「ぬくもりと安心の医療」を提供