#013 辻陽子さん(骨盤底筋専門理学療法士)≪2018年12月30日放送≫

ゲスト(#013) 辻陽子さん(骨盤底筋専門理学療法士)

今回のゲストは、一般社団法人FPランド代表理事で、理学療法士の辻陽子さんです。

一般社団法人FPランドのFPとは、3つの頭文字が由来となっています。その3つとは、家族の喜びを意味するFamily Pleasure、ご主人のご職業のファイナンシャルプランナー(Financial Planner)、そして機能的な骨盤底筋群を意味するファンクショナルペリネ(Functional Périnée )です。お金と体の観点から家族の喜びが増すことをめざした法人なのです。機能的な骨盤底筋群とは使い勝手がしっかりある足の付け根の筋肉のこと。辻さんは相談者の骨盤底筋群が固くないか、ひきつってないか、ちゃんと動いて体を守っているかをチェックし、お悩みに応じてサポートされています。

骨盤底筋群がうまく機能していないと、うまくおしっこが止められなかったり、うんこが出にくくなったり、女性の場合、月経血が垂れ流しになるなどという問題が浮上してきます。辻さんは理学療法士なので、学校で身体については勉強されたものの、骨盤底筋群については詳しく教わる機会がなかったそうです。学校を卒業された後の妊娠中の尿漏れをキッカケに骨盤底筋群について真剣に勉強をスタート。同じように悩んでいる人が多いのでは?と考え、今の活動をされています。現在は病院で1コイン講座も開講されているそうですよ。

日常的に骨盤底筋群を鍛える方法を2点教えていただきました。

①おしっこをするとき

おしっこを出すとき、下腹に力を入れて、おしっこをするひとが多いそうです。しかし、おしっこは、本来、力を入れてするものじゃないんです! 下腹に手を当ててみて、絞り出すような感じではなく、自然とスーーーッとおしっこが出るようにする。つまり無駄に負担をかけないことが予防になるという考え方です。やさしくおしっこをこころがけましょう。

②うんこをするとき

両足を床に着けて、体を前かがみにし、息を吐き、自然と出るように促すのがコツ。りきむのではなく、フーーーッと息を吐くというのがポイントです。最後に下腹が固くなり、自然にうんこが落ちるようになるのが望ましいうんこの出し方だそうです。鍛えるというよりも、骨盤底筋群を傷めないようにすることが大切。

人生100年といわれる時代、いくつになっても排泄は自立していたいですよね。辻さんは、1度はしっかり骨盤底を見てほしいとおっしゃっていました。きれいに歳をとってゆくために顔やスタイルだけではなく、毎日の排泄機能にも心がけたいですね。

今日の音楽

終わりなき旅 / MR.CHILDREN

光と影 / ハナレグミ


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