月別アーカイブ: 2020年9月

10月4日放送分《予告》

親せきの子供に久しぶりに会うと「大きくなったねぇ」としみじみするおばちゃま。そんな気持ちになってしまった今回のゲストは大村詠一さん。エアロビック競技の元日本代表です。

小学生の時Ⅰ型糖尿病と診断された大村さん。インスリン注射を打ちながらエアロビックの練習に打ち込む姿が心に残っているのですが、なんともう34歳! 小学校1年生と4年生のお子さんがいる父親でもあります。いつの間にそんな年月が…としばし唖然。しかし世界を魅了した笑顔はごらんのとおり変わっていません!

大村さんは2016年に現役を引退し、現在は認定NPO法人日本IDDMネットワークで副理事長を務め、糖尿病を支援する活動に力を注いでいます。

糖尿病の人たちにとってインスリンはまさに命綱。大きな災害が起きた時に手元に予備のインスリンがなければ、即、命の危険につながります。そのための備えの大切さや具体的な方法などを患者さんたちに周知する活動もそのひとつ。

大村さんたちの活動は阪神淡路大震災に始まり、その後も東日本大震災、熊本地震と続いていて、今はⅠ型糖尿病だけでなくⅡ型糖尿病への支援の必要性も感じているといいます。

病と「闘う」のではなく「共生」できるようになったのは、周りに辛さも喜びも分かち合える仲間がいてくれるから。幼いころからいくつもの壁を家族や仲間と乗り越えてきた大村さんならではの言葉です。

初めて見た時、小学生だった男の子は、いまや同じ病の人たちを支え続ける 優しくて強い大人に成長していました。おばちゃん嬉しい…。

美香さんが手にしているのは大村さんのこれまでの足跡を記した本「僕はまだがんばれる~”不治の病”Ⅰ型糖尿病患者、大村詠一の挑戦~」です。(D記)


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9月27日(日)放送分《予告》

みなさん、鮮やかな「黄色いきのこ」ご存じですか?

その名は「たもぎ茸」。知る人ぞ知る珍しいきのこだそうです。

今回は、この「たもぎ茸」を球磨郡あさぎり町で生産している川谷彰紘さん(37)にお越しいただきました。

 

川谷さんによると、たもぎ茸は本来 北海道や東北に自生するもので、熊本の気候には向いていないんだそう。でもたもぎ茸の高い栄養価と可能性にほれ込んだ川谷さんは、自宅の敷地に設備を整え、温度管理に気を配りながら育てているのです。

元は支援学校の教師をしていた川谷さん。たもぎ茸の可能性に惹かれ生産農家に転身。育成には細かい気配りが必要で、生産することは難しいものの 収穫作業などは比較的簡単だそうで、障害がある人たちの仕事にできると感じているそうです。支援学校時代に、働く意欲があるのに仕事する場が少ない障害者がたくさんいることを肌で感じている川谷さんならではです。

生産を始めて8年。これまでたくさんの苦労があったことが想像できるのですが、それをおくびにも出さずご覧のとおりの笑顔でポジティブにすべてを受け止め、信じる道を進んでいらっしゃる姿が印象的でした。

美味しい出汁がでて栄養価も高い「たもぎ茸」。

今後海外へも販路を広げるべく、川谷さんの挑戦は続きます。(D記)


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9月20日(日)放送《予告》

放送日の翌日にあたる9月21日は「世界アルツハイマーデー」。認知症への理解を深めることなどを目的に制定された日です。

以前に比べると 認知症についての情報は増えてきたと感じますが、病の特徴の一つである、『当たり前にできていたことができなくなる』辛さや葛藤など、本人や家族にしか分からないことは多いはずです。だからこそ、周囲の理解が求められています。

今回のゲストは、認知症の人やその家族を支える活動を続けている本山さつきさん(65)です。今年5月から「認知症の人と家族の会」の世話人代表を務めていらっしゃいます。

本山さんのご主人も 今から13年前、57歳の時に若年性アルツハイマーと診断されました。

番組では、本山さんがご主人の認知症の兆しに気づいてから診断を受けるまで。そして会との出会い。さらには自宅や施設、ご主人を看取ることになった病院での二人の時間など 貴重なお話を伺いました。

見た目では症状がわかりにくい若年性認知症。本人や家族が抱える痛みや苦しみを和らげてくれたのが、家族の会だったそうです。一人で抱えてきたものを吐き出すことができる場でもあり、互いの情報交換の場でもあり。今後は家族を支える側に立ち、会への恩返しをしたいと話してくださいました。

そんな本山さんの夢。認知症の人もそうでない人も、お年寄りも子供も気軽に集える場所づくり。私たちも応援します!(D記)


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9月13日(日)放送《予告》

今回スタジオに来ていただいたのは、真っ黒に日焼けしたたくましい腕と、柔軟なアイデアで、様々な被災地を支援し続けている三城賢士さん(37)です。

「熊本支援チーム」として7月豪雨で被災した人吉の復旧のために、まさに体を使ったお手伝いをしたり、「ブリッジくまもと基金」をたちあげ、集まったお金を被災地で活動する様々な団体に渡す後方支援をしたり。

また、支援物資余りが起きてしまう現状をなんとかしようと「スマートサプライ」という仕組みを紹介し、必要なものが必要な分だけとどく「熊本おくりもんプロジェクト」も立ち上げました。

7月豪雨では、コロナ禍で県外のボランティアに頼ることができず支援活動が滞る中、「新しい時代の支援」として三城さんたちが考えたのが、「困っている人たちが困っている人たちを助ける」仕組み。

ボランティアを有償化するというアイデアには賛否両論あったそうですが、ふたを開けてみれば、三城さんたちの考えに賛同した人たちから、2000万円以上の支援金が集まったそうです。その仕組みについて、番組で詳しく聞いていますが、確かに納得!のアイデアなのです。

被災した人たちへ、何かお手伝いしたいけどどうしていいかわからない。そんな人たちも何かを見つけることができそうな30分になりました。(D記)

 


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