今回のゲスト、福岡順子さん(54)は、自閉症や発達障害と診断された方やその家族を支える活動を続けていらっしゃる女性。県自閉症協会の事務局長です。
県自閉症協会は、49年前に8人の保護者で設立されました。当時は自閉症に対する周囲の理解が今以上になく、「わがまま」「親のしつけができていない」などの心無い言葉を投げかけられていたそうです。そうした環境を変えるべく、情報を集めて発信したり、行政などに働きかけて支援システムを確立したりするなどの努力を続けてきたということです。
ご自身も、自閉症児の親として多くの人たちに助けられてきたという福岡さん。今度は支える立場になりたいと、地域の人たちに理解を深めてもらうための講演会などを開いていらっしゃいます。
確かに、自閉症の特性を私たちが知ることで、対応のしかたが分かります。そうすれば災害などが発生したときにも相手を動揺させずに、一緒に避難もできるのではないか。確かにその通りです!
そしてもう一つ大切なことは、わが子が発達障害かもしれないと思ったらすぐ専門機関に相談すること。自閉症や発達障害だとわかれば、それまで理解できなかった行動が理解でき、親も次のステップに進めるそう。
今回は「知る」ことの大切さを福岡さんに教えてもらいました。(D記)
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