放送日の翌日にあたる9月21日は「世界アルツハイマーデー」。認知症への理解を深めることなどを目的に制定された日です。
以前に比べると 認知症についての情報は増えてきたと感じますが、病の特徴の一つである、『当たり前にできていたことができなくなる』辛さや葛藤など、本人や家族にしか分からないことは多いはずです。だからこそ、周囲の理解が求められています。
今回のゲストは、認知症の人やその家族を支える活動を続けている本山さつきさん(65)です。今年5月から「認知症の人と家族の会」の世話人代表を務めていらっしゃいます。
本山さんのご主人も 今から13年前、57歳の時に若年性アルツハイマーと診断されました。
番組では、本山さんがご主人の認知症の兆しに気づいてから診断を受けるまで。そして会との出会い。さらには自宅や施設、ご主人を看取ることになった病院での二人の時間など 貴重なお話を伺いました。
見た目では症状がわかりにくい若年性認知症。本人や家族が抱える痛みや苦しみを和らげてくれたのが、家族の会だったそうです。一人で抱えてきたものを吐き出すことができる場でもあり、互いの情報交換の場でもあり。今後は家族を支える側に立ち、会への恩返しをしたいと話してくださいました。
そんな本山さんの夢。認知症の人もそうでない人も、お年寄りも子供も気軽に集える場所づくり。私たちも応援します!(D記)
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