みなさん、鮮やかな「黄色いきのこ」ご存じですか?
その名は「たもぎ茸」。知る人ぞ知る珍しいきのこだそうです。
今回は、この「たもぎ茸」を球磨郡あさぎり町で生産している川谷彰紘さん(37)にお越しいただきました。
川谷さんによると、たもぎ茸は本来 北海道や東北に自生するもので、熊本の気候には向いていないんだそう。でもたもぎ茸の高い栄養価と可能性にほれ込んだ川谷さんは、自宅の敷地に設備を整え、温度管理に気を配りながら育てているのです。
元は支援学校の教師をしていた川谷さん。たもぎ茸の可能性に惹かれ生産農家に転身。育成には細かい気配りが必要で、生産することは難しいものの 収穫作業などは比較的簡単だそうで、障害がある人たちの仕事にできると感じているそうです。支援学校時代に、働く意欲があるのに仕事する場が少ない障害者がたくさんいることを肌で感じている川谷さんならではです。
生産を始めて8年。これまでたくさんの苦労があったことが想像できるのですが、それをおくびにも出さずご覧のとおりの笑顔でポジティブにすべてを受け止め、信じる道を進んでいらっしゃる姿が印象的でした。
美味しい出汁がでて栄養価も高い「たもぎ茸」。
今後海外へも販路を広げるべく、川谷さんの挑戦は続きます。(D記)
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