裁判所で熱弁をふるう…。そんなイメージが先行しがちな弁護士の仕事を知りたいと、スタジオにお招きしたのは、熊本県弁護士会会長の鹿瀬島正剛さんです。
「弁護士ってすごく地味な仕事なんですよ…」とおっしゃる鹿瀬島さん。まず驚いたのは、鹿瀬島さんが弁護士になるまでの経緯でした。演劇にどっぷりつかった学生時代から弁護士を目指すまでには、この穏やかな笑顔からは想像がつかない紆余曲折が!番組前半でたっぷりと伺いました。
熊本地震以来、鹿瀬島さんたちは被災者によりそった情報発信を続けています。もちろん7月豪雨の時も。生活全般で、必要だと思われる情報をまとめては、被災者に向け発信しています。
そんな活動は一見、弁護士の仕事とはかけ離れているようですが、『みなさんの人権を守るために弁護士は存在している』という理念を伺うと、そのつながりを理解できました。いろいろなお話を伺ううちに、弁護士の存在も身近に感じられてきます。
特に今はコロナ禍で感染が確認された人やその家族、医療従事者などへの差別問題も見えてきました。みんなが『想像力』を働かせることで相手の気持ちを考え、この状況を乗り切っていけたらなと今回の話を胸に刻んでいるところです。(D記)
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