ラジオもいろいろと

「ラジオ」と言う時、その言葉は自然と2つの意味で使い分けていました。ひとつは、「ラジオ受信機」のこと。もうひとつは、「ラジオ番組」そのもののこと。今まで、ラジオ番組を聴くためには、ラジオ受信機で聴くしか方法がなかったので、「ラジオ」と言う言葉は、「ラジオ番組」と「ラジオ受信機」を同じとしてもおかしくありませんでした。しかし、昨今のラジオ事情は、変わってきました。ラジオをラジオ受信機以外で聴く事もできるようになってきたからです。

それは、「音楽」というものが、レコードに録音されているのか、CDに書き込まれているのか、データそのものなのかと同じで、ラジオ番組をパソコンで聴いたり、携帯電話で聴いたりする時代がもう来ています。
今まで、「ラジオはラジオで聴くものだ」と言う「当たり前」が当たり前ではなくなってきています。
福岡では「ラジコ」というものがすでにスタートしており、パソコン、スマートフォンでほぼ全ての放送が地上波放送のラジオと変わりなく聴けるそうです。
ラジオも時代と共に変わっていきますが、根本は、おしゃべりするパーソナリティと、聴いてもらっているリスナーさんがあってこその「ラジオ」。ここは、変わらないのです。音楽もどんな聴き方をしても音楽であるように、ラジオもどんな箱で聴いてもらえるようになっても「人」でしか無いと思います。
時代は変わりますが、何事も根本は変わらないのかもしれませんね。
なんだか、まじめに考えてみました(笑)

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