2020/10/25『星の流れのスピリット』

中原「熊本は人吉生まれの球磨育ち、
熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする中原丈雄です。
今月も、残念ながら東京から電話を通じて番組をお届けします。」
※2020年6月からしばらくは東京からのリモート収録になります。
中原「10月最後の日曜日、今年2020年もあと2ヶ月ですヨ!
いやァ、月日の流れ、早いですねえ…
今年は春からのコロナでの自粛、夏の水害、と大変な年ですねェ。
ボク自身、新聞で[俳優になる]の連載をさせていただいておりましたけれども、
改めて、何かこの自分の人生を振り返った一年でしたねぇ。」
※中原さんの熊本日日新聞の連載が10月10日、50回で無事終了。
中原「まだあと2ヶ月ありますけれども、そういう昨今でございます。
今日お届けする曲は、戦後まもない頃のある女性の[人生]の歌です。
菊池章子さんで『星の流れに』。今日のお題は[星の流れのスピリット]!」

[今週の一曲]『星の流れに』菊池章子
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしている曲は、
昭和22年(1947年)、菊池章子さんで『星の流れに』。
サビのこのフレーズ『こんな女に誰が~した~♪』が印象に残りますねえ。」

[敗戦の日本、歌が生まれた背景は…]
中原「作詞の清水みのるさんは、敗戦後に新聞に載っていた女性の手記を読んで
この[星の流れに]の詩を書いたそうですねぇ。
戦争で家も家族も失った女性が、生きていくために[夜の女]として働くしか無かった!
その怒り、やるせなさを歌にしたそうです。
もともと[こんな女に誰がした]というタイトルだったのに
GHQが『反米感情をあおる恐れがある』とクレームがつき[星の流れに]となったとか。
これまた、何とも時代の織り成すやるせない話ですが…」

[歌声のもつチカラ]
中原「実はこの歌ネ、最初は淡谷のり子さんにお願いしたそうなんですけども。
そしたら淡谷さんが『私は夜の女性に、仲間に見られたくない』と断って、
それで菊池さんに、このまわったそうですねェ。
これまた、何とも…出会いの縁ですよねェ。
でも僕はネ、この菊池さんのこの歌声が何とも生々しくて良いと思います」

[星の流れのスピリットとは?]
中原「[星の流れのスビリット]とは、
[辛い事、苦しい事]があっても飲み込まれずに、
それでも生きていく、そんなチカラじゃないでしょうかねえ。
今宵は、米焼酎[しろ]のお湯割りをじっくりと飲みながら、
明日へのチカラをたくわえませんか?
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いしましょう!
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました」

【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara@rkk.jp まで。 抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」


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