日別アーカイブ: 2011年6月13日

山鹿市 山鹿【八坂神社(大宮神社境内)】

山鹿市の大宮(おおみや)神社境内にある八坂(やさか)神社は、
疫病除けの神様として崇められてきました。
ここでは毎年6月15日、
「犬子ひょうたん祭り」
が行われています。
祭りの起こりは江戸末期、ひどい疫病が流行した時のことです。
祈願しても治まらず人々が困り果てていると、
祇園の神が現れ、「現在の祠(ほこら)は穢れているので、小高い杉山の場所へ
宮居(みやい)を移すように」と告げました。
そこで、現在の大宮神社の境内へ遷座(せんざ)することにしました。
すると、どこからともなく現れた一匹の子犬が、
神輿の行列のそばを付いてきます。
長い道のりに子犬が疲れたので御神酒を少し分け与えると、
すぐに元気になりました。
そして遷座が無事に終わると、子犬はいつの間にか姿を消し、
疫病も治まったのです。
人々は「あの子犬は祇園さんの化身だったに違いない」と考えました。
そして、子犬の姿と祇園さんの好きな酒を入れるひょうたんを
一緒にかたどった疫病除けのお守りを飾るようになり、
これが祭りの始まりと言われています☆★
現在は、長さ30cmほどの竹串に台を付け、
その上に米粉を練って作った赤や黄色の子犬とひょうたんを乗せたお守りが
社務所などで販売されます。
全て手作りなので、子犬の表情が一つ一つ違ってかわいらしいです(*^^*)
このお守りを一年間家の中に飾って、家内安全・無病息災を願います。
また、この日は「初(はつ)かたびら」といって、女性が浴衣を着始める習慣があり、
浴衣姿の人が多く訪れるのも風物詩の一つ!!
さらに、『祭りの日に小雨が降ると豊作間違いなし』
という言い伝えもあるそうですよ。
☆開催日時:6月15日(水)18:00~22:00頃(※お守りは午前中から販売)
☆アクセス:国道3号を山鹿方面へ、山鹿大橋を渡って国道325号との交差点を
右折、1km先の山鹿中学校手前の信号から右折し300m先が大宮神社
(参道は18:00~交通規制なので、周辺では係員の誘導に従って下さい)
☆駐車場:300台ほど(臨時駐車場含む)
☆問合わせ:山鹿市観光課(0968-43-1579)
是非、お出かけくださいね(*^▼^*)