シン・フクイ

おひさしぶりです、福居万里子です。

番組やブログ、SNSなどでご報告していましたように 子どもを授かりまして、

年明けに出産、育児休業を経て、職場に復帰しました。

( 熊本県民の仲間入りをした息子です )

 

妊娠・出産は想像以上の “ 大仕事 ” でした。

( 臨月のフクイ )

 

妊娠中は “ つわり ” こそ ほとんどなかったものの、

ヘルニアによる腰痛に苦しみ、膀胱を圧迫されて頻尿になり、その影響で寝不足・・・

食欲は “ いい感じに ” 落ちて、妊娠前と臨月で体重が変わらないという不思議な現象もありました。

( どんだけ食って太ってたんだ、という話 )

 

出産も、陣痛を経ての緊急帝王切開と、いわゆる “ フルコース ” を経験し、

“ 母親 ” そして 病院スタッフのみなさまに、

心から『 感謝 』と『 尊敬 』の念を抱いた次第であります。

( 産後の入院中、なんやかんや身につけて体力回復に努めるフクイ )

 

一方で、退院してからの日々はというと――

熊本市を一望できる花岡山では “ ふるさと ” の景色を息子とともに目に焼き付け、

お宮参りでは歴史ある健軍神社の荘厳な空気を味わい、

南阿蘇では鉄道の完全復活に沸く地元のみなさんの輪に入って全線再開を祝福し、

熊本市動植物園の夜間開園まで満喫!

“ 息子のために ” を言い訳に、それはそれは 豊かな時間を過ごさせていただきました。

 

日常生活でも、発見の連続でした。

 

商業施設のベビー向けサービスが充実していること。

歩道の亀裂や段差が想像以上にベビーカーに影響すること。

我が子を抱いて電車に乗れば、必ずと言っていいほど学生さんが席を譲ってくださること。

エレベーターに同乗した見知らぬ人に「 何か月?かわいいね 」と話しかけられただけで心が温かくなること・・・

 

『 ママになると、世界の見え方が変わる 』という先輩たちの言葉は本当でした。

 

そして、自宅で過ごす間は テレビやラジオの放送が、私と世の中をつないでくれました。

今まで以上に『 放送 』が好きになり、これらの経験を取材や放送に生かしたいという気持ちは日に日に大きくなり、仕事復帰するに至りました。

 

母親としては まだまだ駆け出しですが、

学び、経験しながら、より魅力的な放送を目指し貢献していきたいと考えています。

“ 母親目線 ” も身につけた “ シン・フクイ ” に どうぞ ご期待ください!

 

・・・とはいえ、やはり “ ブランク ” というものは ありまして・・・

最初は お手柔らかに、お願いします。

RKKラジオフェス📻

みなさん、お久しぶりです♪

早いもので熊本での生活も2年目に突入し、春夏秋冬を経験したことで

生活にも少しだけ余裕が出てきました。

そんな私。今年から「夕方ライブ ゲツキン!」(火曜・木曜 ニュース担当)に加えて

RKKラジオ「とんでるワイド 大田黒浩一のきょうも元気!」(水曜)も担当させてもらっています。「とんでるワイド」は、30年!!

私が生まれるよりも前から放送されている番組で、メインパーソナリティーの大田黒さんはもちろんのこと、他の曜日のパーソナリティーの人はどんな人かな?

リスナーさんにも受け入れてもらえるかな…?と不安いっぱいで飛び込みました。

が…!!!

そんな心配は、いらなかったみたいですね(^^)

家族のように受け入れてくれた「とんでるメンバー」や、

優しく包み込みながら楽しい放送を一緒にオンエアに乗せてくれる大田黒さん、

毎週紹介しきれないほどたくさんのメッセージや、温かく背中を押してくれる応援メッセージを送ってくださるリスナーさん。

毎週水曜日の朝9時からが、私の楽しみな時間になりました❤

 

そして、先週はとんでるワイドに仲間入りしてから、ずっと会いたかったリスナーさんたちに

やっと会うことができた「RKKラジオフェス」!!

私ラジオネーム〇〇です。と言ってもらって、あー!やっと会えた!という会話が凄く幸せでした。またお互いに頑張って乗り越えて必ず会いましょうね。と約束した方やこども天気予報で仲良くなったご家族など、本当にたくさんの方と直接お話が出来凄く嬉しかったです❤

ステージでは、キラキラしていた「17歳」をテーマに当時の制服姿で登場しました!

どうですか~?

卒業してから着ていなかったので恥ずかしかったですが制服を着ると当時の記憶が蘇り懐かしい気持ちでお届けしておりました。

会場に来てくださった方もラジオで聞いてくださっていた方も同じように懐かしくなっていただけましたでしょうか?😊

本当に素敵な時間を過ごすことができて幸せいっぱいです!

とんでるワイドは、30年!RKKは、70周年!!

まだまだこれから楽しいことが続く予感です♪

 

みなさん、引き続きよろしくお願いします!

本当に楽しい時間をありがとうございました❤

 

\ きょうも元気! /

 

花畑広場へ!

7月14日(金)から花畑広場で開催中のビアガーデン!

暑さが増す熊本の夏にぴったりのイベントですね。

先週は「土曜の縁日on土日」が開催されましたが、今週もイベント盛りだくさんです!

今度の日曜、7月23日限定で、

「夕方Live ゲツキン! × カネリョウ海藻  × てれビタ」のコラボメニューを販売します!

私も会場でお待ちしています!

 

カネリョウ海藻と、KKT「てれビタ」とのコラボということで

KKT永島由菜アナウンサーと撮影やロケをしました。

“カネリョウ海藻の商品を使った”オリジナルメニューを開発してほしいということで、
KKTは「もずく」 RKKは「めかぶ」を使ったオリジナルメニュー開発に取り組みました


《 カネリョウ海藻の髙木専務 》

ただ、普段全く料理をしない私ではどうして良いかわからず…
ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイの戸澤総料理長のお力を借りました。

そのまま食べるイメージが強い「めかぶ」をどうアレンジするか…

食感やとろみを活かすには… などなど

試行錯誤の末、完成したメニューがこちらです!

『とろとろ新感覚! めかぶの馬辛キーマカレー』です。

めかぶのカレー、あまり聞いたことがないという方も多いと思います。

スパイシーでごろごろ食感の馬肉キーマカレーに

メカブをあとがけすることで、メカブのとろみと食感を最大限に活かしています。

味・メニュー名ともに、
カネリョウ海藻の山本さんからもお墨付きをいただきました。

KKTの永島アナはもずくをつかった冷やし担々麵を作ったみたいですよ~!

どちらも販売は7月23日限定!
午後4時~ と 午後6時~ の2回に分けて販売します!
KKT永島アナと一緒に会場でお待ちしています!

土曜の縁日on土日

 

3連休が終わりなんとなく疲れがたまっているという方も多いかもしれません。

休み明けは急に現実に戻った感じがして、しんどく感じることもありますよね。

まさに、それです、私(笑)

 

盛り上がったイベントから、普通の日々に戻りました。

浸りながら、少し振り返ります。

7月15日、16日の両日、花畑広場で

水曜だけど土曜の番組のイベント「土曜の縁日on土日」を花畑広場で開催しました。

厳しい暑さの中、全国各地からたくさんの方が集まってくださいました。

本当にありがとうございます。

私たち出演者もステージのトークショーやインフラソング披露のため気合を入れて臨みました。

イベントを開催するごとにたくさんの方がお越しになり、

驚きと同時に、こんなにも番組を楽しんでくださる方がいらっしゃることに、

嬉しさがこみ上げています。

まるで夏フェスのような空気感。

2019年のイベント以来、ウクレレを弾きました(笑)

4人で色んなアイディアを出し合って、手作りしたステージ演出。

学園祭のような気持ちでした。

「学園祭の方が立派よ。」と、まさやんさん。

確かにそうですね(笑)

それでも、草野さんのインフラソング披露は特に盛り上がりましたね!!

「黒まんは」に対する「美味しいですね!!!」

という、アンサー。

よくよく考えると不思議な一体感(笑)

これだけの人数の方が団結するというのは、なかなかない経験です。

1日目の土曜日も、

2日目の日曜日も

みなさんのおかげで濃くて熱い時間を過ごすことができました。

「土曜のヤツら」のみなさん、本当にありがとうございました。

また、近いうちにイベントでお会いできることを願っております!

 

真っ黒に日焼けしたスタッフは、もうすでにコツコツと次のロケの作戦を練っています…

何させられるのか・・・怖い!!(笑)

今週の放送もお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よろしくお願いします!

初めまして。

6月からRKKに加わりました、坂本くるみです。

初めてのブログですので、少し自己紹介をさせてください!

 

出身は福岡県で、これまで大分と福岡の放送局でアナウンサーをしていました。

実は大学時代を熊本で過ごしていたので、

新生活ではありますが、懐かしさも感じながら熊本生活を楽しんでいます。

 

大学4年の時に熊本地震を経験したことから

「命を守るアナウンサーになりたい」

「熊本の復興に貢献したい」という思いをずっと抱いていて、この度熊本に戻ってきました。

 

1994年生まれの代で(私は早生まれで1995年生まれです)大谷翔平選手と同じ年齢です。

RKKでは今後、今年の春に取得したばかりの「気象予報士」の資格も活かして

お仕事していくことになります。

アナウンサーと気象予報士。大谷選手のように私も二刀流で頑張ります!

当面の目標は、天気図と仲良くなること。毎日じ~っと見つめています。

「ゲツキン」では早速、中継やロケを担当させていただきました。

これからたくさんの熊本の魅力に触れていくのが楽しみです!

熊本の皆様、どうぞよろしくお願いいたします!

あっという間に!

 

あっという間に6月になり、気づけば2023年も半分に差し掛かっていたのですね!

季節の移り変わりの速さに驚きます・・・

この半年の間にお届けしてきたTHE TIME,の中継を少し振り返りたいと思います。

 

3月は、月1回お届けしている「出張!安住が行く」の企画で、

TBSの安住紳一郎アナウンサーが熊本から中継をお届けしました。

私も一緒に参加して、植木のすいかと卒業式前日の山鹿小学校の様子を紹介しましたよ。

安住アナに会えて大喜びの子どもたちの笑顔が印象的でした!

そして、この日はいつも以上の大人数で作り上げた中継で、

よりTHE TIME,チームの一体感を味わった1日となりました。

 

チームといえば、こちらも!

THE TIME,チームの一員として出場した「オールスター感謝祭」

SBS静岡放送の山﨑加奈アナウンサーとRCC中国放送の田村友里アナウンサーと挑戦!

まさか、自分があの赤坂5丁目ミニマラソンに参加する日が来るとは、思ってもいませんでした。

多くの方がそうだと思いますが、私も幼いころから見ていた番組です。

特に、大道具倉庫を走るランナーのみなさんの様子が印象に残っていて、

その場面が、THE放送局!!というイメージで、ミーハー心がくすぐられていました。

走ることは全く得意ではないですが、

学生時代は地元福岡の放送局で美術スタッフとして大道具のアルバイトもしていたので、

大道具倉庫を駆け抜けることはとても楽しみでした!

ただ、駆け抜けるなんてほど遠い結果に(笑)

終わった後は、スタート前のようにピースする余裕などないほど、へとへとでした。

それでも、Twitterの日本のトレンドには「糸永さん」というワードが上がっていたり、

#rkkitodaiが入っていたりと、反響があったことをあとから知りまして…

恐縮な思いがありつつも、それだけ熊本から応援してくださったみなさんがいたことを実感して、

とても嬉しかったです!!

この日から2か月以上経った今も、「オールスター見ていたよ!」「マラソン頑張っていたね!」

と、声をかけてくださる方もいらっしゃいます。

本当にありがとうございました!

と、感動していたら、翌日の早朝から「水曜だけど土曜の番組」の洗礼を浴びることに(笑)

人生そんなに甘くはないですね(笑)

 

同じく4月には、天草市五和町から中継をお届けしました。

漁船でイルカウォッチングができるという、全国的には珍しいアクティビティを紹介。

手が届きそうな距離で野生のイルカを見ることができる、その確率は90%以上!

ただ、朝の確率はグンと下がります。

生中継でイルカの様子を届けることができるのか内心ハラハラしていましたが、

無事にお見せすることができました!

海の中はさらに圧巻!

これから、夏のお出かけにピッタリですよ。

まだ体験したことがない方は是非行ってみてくださいね。

 

そして、ここ数回の中継で印象深かったのが・・・

きいママ!

熊本市の街中にある「ファミリーばんざい健康食堂」を切り盛りする内橋希糸子さんです。

きいママの明るく眩しいパワーが画面を通して全国のみなさんに届いたことと思います。

ガツンとスタミナが付きそうな定食と、きいママお手製の小鉢の数々を紹介しましたが、

何よりも、きいママに会いに行きたくなったのではないでしょうか。

スタジオの「あずちゃん」にも食べてもらいたいとおっしゃていた鶏皮の煮込みホルモン風も

是非味わってみてください!

 

最後は、先月末にお届けした五木屋本舗の「山うにとうふ」

豆腐の味噌漬けは、これまた全国的に見て珍しい伝統的な食材です。

保存食として五木村のあたりでは800年以上の歴史を紡いできた食べ物です。

白米はもちろん、焼きおにぎりにもピッタリですし、

洋食のアレンジにももってこい!

パンやパスタに使って、ワインと一緒にいかがでしょうか。

ルネッサン~ス!

 

早朝から取材を受けてくださる熊本の皆さんのおかげで、

全国に熊本の良さを届けることができています。

改めて、ありがとうございます!!

 

いつか、みなさんの地域にもお邪魔する機会があるかもしれません。

その時はどうぞよろしくお願いいたします。

次回の中継もお楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

2人目出産のため産休に入ります

この度、第2子を授かりまして
あすから産休に入ります。

2人目ということもあってか
お腹はあっという間に大きくなり
今回も自分でもびっくりするほどの大きさです・・・
広々しているようで赤ちゃんは本当によく動き
今にも桃太郎のようにパッカーンと割れて
出てきそうです(笑)

長女の時は、初めての妊娠、出産ということで
かなり慎重に妊婦生活を送りましたが
やはり、上の子がいるとそんなことは言ってられませんね。
数時間お外で遊ぶのは当たり前、
まだまだ抱っこが大好きな長女(13キロ)の
完全にヒップシート状態、、、(笑)
お腹の赤ちゃんは既に たくましい子のようです。(笑)

出産は7月末を予定しています。
声をかけて頂いたり、メッセージをいただいたりと
ありがとうございました。

残り少ない「家族3人の時間」を大切にしながら
長女にもたくさんの愛情を注いで
心穏やかに出産までのその日を過ごしたいと思います。

未知なる2人育児・・・楽しみ半分、恐怖半分ですが、
復帰した際には、また どうぞよろしくお願い致します!

以上、平岡でした!!!

熊本地震から7年

熊本地震から7年が経ちました。

今月は特に熊本地震に関するニュースを多くお伝えしてきました。

 

私は4月14日、熊本市東区の光輪寺で行われた地震の記憶を伝えるお話し会に取材に行きました。

話を聞いたのは、7年前まだ生まれていなかった年長の園児たちです。

会が始まるまでは、ソワソワ・キョロキョロしていた園児たちですが、

地震の話が始まると、真剣な表情で話を聞いたり写真を見たりしていたのが印象的でした。

さらに、7年前その地区で炊き出しをしていたボランティアグループ「TEAM熊本」のみなさんが、当時と同じメニュー「芋煮」を振る舞いました。

ご厚意で私たち取材クルーもいただきました。

温かく、野菜のうまみがたっぷりで美味しかったです。

 

4月16日は、休日だったので、阿蘇方面に行きました。

阿蘇大橋の崩落現場と新阿蘇大橋。

何度訪れても、自然の雄大さと怖さを感じます。

 

 

その翌日は、当時益城町に支援物資を届けた人・受け取った人にお話を聞きに行きました。

”なんか悪いことだけじゃなかったなって、今思い出して”

物資が届いて本当に嬉しかったことも含めて、地震に関わる全ての記憶を忘れようとしていたそうです。

地震の記憶というのは、私が想像している以上に何倍も辛いこと、思い出したくない人も多くいること。

分かっていたつもりでも、『地震のことは思い出したくなかったけど、写真を見て、嬉しかったときの気持ちを思い出した』という言葉を直接聞いて、改めて感じました。

一方で、7年経って、当時の写真を見てあのときのことを思い出して、いろんな感情が湧き上がってきたことで『あぁ地震から立ち直ったのかも』ともおっしゃいました。

振り返って話すこと、そして写真や動画の大切さも実感しました。

               <7年ぶりに同じ場所で>

 

18日は、熊本市で被災した人を取材させてもらいました。

”何か必要なものはと聞かれたら、『とにかくあの余震を止めてください』それだけだった”

大きな前震・本震だけでなく、度重なる余震がどれだけ怖かったか、伝わってきました。


<熊本市で被災・工事の灯りに救われたという成松さん>

 

地震のことは思い出したくないという人が多い中で、

カメラの前で語ってくださったみなさんに心から感謝しています。

私は当時関東にいて、熊本地震を経験していませんが、

これからも、みなさんの言葉を聞いて、勉強・取材を続けていきたいと思っています。

走る赤馬 第2クールは上々のスタート

4月9日(日)、えがお健康スタジアムで行われた
2023明治安田生命J2リーグ第8節
ロアッソ熊本 vs ツエーゲン金沢

ロアッソは、この試合に3対1で勝利し、
4試合ぶりに勝点3を手にしました。

先制点の18番FW石川大地選手も、
勝ち越しゴールの24番DF江﨑巧朗選手も、
“ホーム初ゴール”でした。

今季新加入の石川選手は、
インタビュー時の“カモンロッソ”の呼びかけや、
歌い始めの音頭を取ることに少し戸惑いを見せていましたが、
ここからゴールを量産して、すぐに慣れてくれると信じています。

熊本市出身でプロ2年目の江﨑選手は、待望の“えがおスタ”での初ゴール。
ただ、まず、DFとして金沢に同点ゴールを許したことに
責任を感じていたことに言及した上で、自身のゴールで
「気持ちを持ち直すことができた」と語りました。
それでも、「熊本で、ホームで決めるゴールは最高です」と
最後は、少しはにかんだ様な“江﨑スマイル”を見せてくれました。

この日の解説はロアッソ熊本などでプレーした松岡康暢さん、
リポーターは森田みきさんでした。

そして、この試合から中2日という過密日程で迎えた
4月12日(水)の第9節、ファジアーノ岡山とのアウェイゲーム。
ロアッソは、前節からスターティングメンバーを入れ替えることなく
キックオフの笛を迎えました。

結果は0対0のスコアレスドローで勝点1。

確かに勝つことはできませんでした。
しかし、前節と同じスタメンがパスを繋ぎ、プレスをかけ、
誰一人として足がつることなく走り続けて相手ゴールに迫る。
大木武監督が「良いのに替える必要はない」と話したように、
ロアッソは、後半38分、トータル83分まで
スタメンの11人がプレーしました。

アディショナルタイムについても、前半はなし。
後半も選手交代分ほどの追加。
これは、試合が無駄に止まることなく
プレーが続いていたことを物語っています。

繰り返します。確かに勝つことはできなかった。
でも、選手たちの姿は、見ている私たちの心を奮わせ、
この先の飛躍を予感させるサッカーだったと感じています。

リーグ戦42試合を6分割し「7試合で勝点13」という目標を
掲げている今シーズンのロアッソ熊本。
はじめの7試合=第1クールでは勝点8に止まりましたが、
第2クールに入り、ホームとアウェイで1試合ずつを戦って勝点4。
巻き返しへ、上々の再スタートではないでしょうか。

中3日で迎える次の試合に向けて、チームは遠征先で調整を続けています。
ジュビロ磐田とのアウェイゲームは、
熊本地震の2回目の大きな揺れ「本震」から7年となる、4月16日(日)です。

目標達成へ、始まりの季節に“再スタート”を

熊本市内の桜はそろそろ見納めとなりそうですが、
花びらがハラハラと舞う様子や、
地面に積もって絨毯のようになった様子も、
それはそれで美しいものです。

4月になって最初の試合。今月2日に行われた
2023明治安田生命J2第7節 ロアッソ熊本 vs 徳島ヴォルティス。

ロアッソは、第5節は長崎に、第6節は東京Ⅴに敗れ2連敗。
長崎戦は前半18分、東京Ⅴ戦は前半16分と、早い時間帯に失点してしまったこと、
2試合続けてシュートが5本に止まってしまったことなどの課題を修正し、
連敗を止めるべく臨んだ試合でした。

試合序盤からまずペースを握ったのは徳島でした。
サイドから崩し、幾度となくゴールに襲い掛かります。
ただ、チーム一丸でその時間帯を凌ぎ切ると、
少しずつロアッソが押し込み始めます。

前半を両チーム無得点のまま折り返すと、
迎えた後半9分、キャプテンの平川怜選手の強烈ミドルでロアッソが先制に成功。
ドリブルしながらシザーズ(またぎフェイント)で相手をズラして左足を一閃!
ゴール左隅に突き刺す、目の覚めるような見事なミドルシュートでした。
この時、相手GKは跳ぶことができていないのですが、
平川選手は「あのタイミングであのシュートを打てたのが良かった」と分析。
利き足ではない左でのキックでしたが「左足にも自信を持っている」し、
「ミートする意識」で放ったシュートだったことを教えてくれました。

ところが、この2分後に、徳島に同点ゴールを許して1対1の引き分け。
ロアッソは、連敗こそ止めたものの、3試合ぶりの勝利とはなりませんでした。

しかし、中継の解説だった片山奨典さんが「おもしろかったです」と語ったように、
両チームがセカンドボールに素早く反応し、球際でせめぎ合い、
攻守が目まぐるしく入れ替わる中で幾度となくチャンスが訪れたサッカーを
体現できたことは、前進であると捉えることができるのではないでしょうか。

劇的ゴールの平川選手は、キャプテンとして
「自分たちがやらなければいけないサッカーを表現できたというか
これをベースに戦っていければというものは見せられたんじゃないか。
多くのチャンスを作れたのはプラスだと思うが、相性など関係なく
どの相手にもチャンスを作っていかないといけない」と、収穫と課題を語りました。

今季のロアッソは、リーグ戦42試合を6分割し、
「7試合で勝点13」という目標を選手自らが設定して戦っています。
第7節までを終えて、2勝2分3敗の勝点8で
第1クール(はじめの7試合)は目標に届きませんでした。

それでも、平川選手が語るように、
今節で表現できたサッカーをベースにどんな相手にも躍動し続ければ、
次のクールで勝点を目標以上に積むことだってできるだろうし、
そうやって跳ね回る赤馬の姿を見たいと願っています。

サッカーの魅力をもっと伝えられるように、私自身も備えたいと思います。