7月25日。
錦町にある球磨商業高校には
九州沖縄から集まった高校生たちの姿が。
この日、九州地区高等学校ワープロ競技大会
が行われていたんです。
種目は大きく分けて2つ。
与えられた文章を、10分間にどれだけ打ち込めるかを競う
ワープロ速度と
データをもとに決められた様式に資料をまとめる
ワープロ技能です。
・・・で、こういう大会って
会場備え付けのパソコンで競われるのかと思いきや
各校から持ち寄ったパソコンで挑み、
印刷用のプリンターも持ち込むようなんです。
中には選手ごとにマイキーボードを持ち込む学校もあるほどでした。
会場への運搬・セッティングだけでも、大変です。
さらに、椅子に何枚ものクッションを敷いたり
足を置くためのブロックを置いたりと
打ちやすいポジションを作るための工夫が見て取れました。
今回、競技を取材した「ワープロ速度」の会場では
監督官の「始め!」の合図とともに
一斉にキーボードを打ち込む音が鳴り始め、
まるで滝つぼに打ちつける水の音を聞いているかのような
錯覚に陥るほど激しいものでした。
この大会、ワープロ速度・団体競技の部で
熊本商業高校が優勝。
他校を大きく引き離す得点を獲得。
見事なものでした。
そして、この大会独特の賞があって・・・
それは正確賞。
速度はもちろんのこと、タイプミスが無かった選手を称えるものです。
「早くは無いけど、正確賞は狙いに行く」と
意気込む選手も居るほどでした。
確実に今後の社会生活で役立つ、この競技。
実に面白い!!!