目の前に困っている人がいたら、自分は迷わず手を差し出すことができるだろうか?と、自問自答してしまったのは、今回のゲスト小児科医の島津智之さん(45)のお話を聞いたから。医師として働きながら、学生時代に立ち上げたNPO法人「NEXTEP(ネクステップ)」の代表としても積極的に活動を続けていらっしゃる方です。
子供も安心しそうな穏やかな笑顔です
島津さんは小児科医として病院勤務をしていますが、病院では解決できない困りごとに直面することが少なくないと言います。そうしたことをサポートしたいと、自ら立ち上げたのがNPO法人NEXTEP。病気や障害がある子供たちの在宅医療に取り組んだり、不登校など心のケアが必要な子供たちのサポートをしたりとその活動は多岐に渡ります。プライベートの時間がなく大変だろうと思っていると「おせっかいが好きなんですよ」と柔らかな笑顔。
おせっかいというよりほっとけない?とも
島津さんが心がけていること。それは親御さんたちの努力を認めて口に出すことです。障害がある子供を育てる親御さんはただでさえ孤独になりがち。家の事やきょうだいの世話もしながら本当に一生懸命頑張っているのに、それを認めて口にする人は少ないのだそう。
コロナ禍で、『命に関する一律の価値観を押し付けられている』違和感。寛容な社会を作るために、私たちにできることは何でしょうか。考えてしまいました。(D記)
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