2020/5/10『エノケンのスピリットその1』

中原「熊本は人吉生まれの球磨育ち、
熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする中原丈雄です。
ボクはネ、60年代を人吉で(小中高校と)過ごしました。
その頃のテレビを見て『良いなあ』『ハイカラだな〜』と子ども心に思い
好きだったのが、榎本健一さん、エノケンでした。
戦前、数々の主演映画で画面狭しと走り回っていた、日本の喜劇王エノケン!
ボクはチャップリンよりも先にテレビでエノケンさんを知りました。
60年代は[渡辺のジュースの素]ですとかCMソングでよく聞きましたね。
[ホイホイのホーイ!ともう一杯♫渡辺のジュースの素ですもう一杯♫]
なんてエノケンさんが歌ってました!良かですねえ!大好きです!
というわけで、今週のお題は[エノケンのスピリット]、
お届けする曲は、もちろんエノケン=榎本健一で『モンパパ』」

[今週の一曲]『モンパパ』榎本健二
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしている曲は、
昭和7年(1932年),エノケンで『モンパパ』」

[エノケンの音楽センス]
中原「もともとこの歌は、フランスのシャンソンですよね。
モン[mon]は「私の」という意味なので「モンパパ」=「うちのパパ」。
[うちのパパ]が,ママにどなられたり怒られたりする歌。
まあ、どこの国も同じですよねえ。
戦前の民謡や浪曲が全盛の時代に、エノケンさんの歌、コレですからね!
何でしょう?この突き抜けた歌詞!この軽やかさ!
ヨカですねぇ、さすが日本の喜劇王ですよ。」

[喜劇に徹したエノケン]
中原「ボクはエノケンさんを知ったのが60年代でしょ。
その頃、エノケンさんは息子さんを結核で亡くして、
彼自身は右足を切断して、それでも義足をつけて
舞台にカムバックしてました。ボクはそれをテレビで見たんですよ!
だからと言って、お涙頂戴にならない。
あくまでも喜劇人として生きておられましたね。素晴らしいですよ。
本当にエノケン、日本の宝ですよ、この人は。」

[エノケンのスピリットとは?]
中原「[エノケンのスピリット]、短い時間では語り尽くせません!
来週もエノケンさんのお話してヨカですか?(ヨカですよねえ)
では、今宵は[時習館]をロックで飲みながら、来週のエノケンソングを
選ぶといたしましょう。
来週!日曜日の夕方5時からまたエノケンの曲でお会い致しましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました」

【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara@rkk.jp まで。
抽選で[本格米焼酎 肥後時習館]をプレゼントしますバイ!」


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