中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする
中原丈雄です。今月も電話を通じてリモートでの放送となります」
いやはや、この夏の東京の緊急事態宣言、外でお酒が飲めないというのが、
この飲んべえべえには辛かったですねえ。
ドラマの現場でもねえ、撮影が終わったら『さよなら〜』って
ホテルで一人で飲まなきゃいけない。
紙パックの[白岳]など私は延々と飲んでおりました…」
※熊本もまん延防止で8月9月は中原さんのテレビ番組「味わいの刻」も休止でした。
中原「今日は、飲んべえな映画人、演劇人、作家たちがたむろしていた
東京のある場所のお話をしましょうかね?今日のお題は[新宿のスピリット]。
お届けするのは、浅川マキで[かもめ]。」
[今週の一曲]『かもめ』浅川マキ
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしている曲は、昭和44年(1969年)
浅川マキで『かもめ』。
何ともけだるい、タバコの煙でもうもうとした
新宿ゴールデン街の匂いが漂ってきますねえ。」
[新宿と言えば歌舞伎町!そしてゴールデン街]
中原「さてさて、今日のお題は[新宿のスピリット]。
60年代から70年代にかけて新宿、特に新宿ゴールデン街ってのはねえ、
この[かもめ]の歌で描かれているような、独特の世界でしたねえ、、
学生運動の後で、あっちこっちでテント芝居があって、
このゴールデン街すぐ横にネ、花園横丁ってのがあって、
黒テントとかやってましたけど、この狭〜い汚い飲み屋でねえ、
文壇の人たち、演劇、記者の連中が、[時代]や[芝居]や[芸術]についてねえ
朝から晩まで、そして晩からまた朝まで、飲み明かしていましたヨ」
[新宿ゴールデン街の空気とは?]
中原「不夜城の町、ゴールデン街!
でもネ、ゴールデン街、店は汚いけど、お金はしっかり取られますからねえ。
僕は貧乏な劇団の研究生ですから、あの頃はあんまり通えなかったですけれども
連れてってもらうと、そこで飲むんですよ。まあね、思いっきり飲みましたけど。
まあ今はどうなんですかねえ?このコロナの事もありますし…」
[新宿のスピリットとは?]
中原「さてさて、[新宿の、新宿ゴールデン街のスビリット]とは…
男も女も、言葉での殴り合い、身体を張ってのぶつかり合い、
汗まみれの肌と肌を重ね合わせて…
そんな[寂しがり屋]の溜まり場、だったように思いますねえ。
コロナので、まともに皆とお酒を楽しめないこの2年間、
いつかまた[しろ]をロックで飲み合う日が来る事を祈りながら…
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
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中原「お便りは、nakahara@rkk.jp まで。 抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」
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