2025/3/9【[川は流れる]のスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする
中原丈雄です。
3/5が啓蟄(けいちつ)、春に向かう陽気に誘われて、この土の中の虫たちも
ひょっこりと顔を出す頃ですよねえ。とは言え、まだまだ寒さが残るこの時期、
思い出すのがねえ。去年の今頃、球磨川で撮影しておりました主演映画『囁きの河』。
今年の夏あたりには、公開しますのでお楽しみにして下さい!
今日は、人吉球磨での撮影で、心に残った出来事をお話しましょうかね?
仲宗根美樹さんで『川は流れる』、お聞きください。
今日のお題は、[川は流れる]のスピリット」

[今週の一曲]『川は流れる』仲宗根美樹
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしておりますのは
1961年(昭和36年)仲宗根美樹さんで『川は流れる』。
仲宗根さんの歌声、良いじゃないですかねえ〜。」

[映画『囁きの河』とは?]
中原「今年もボクが主演の映画が公開されます。それが人吉球磨を流れる球磨川を
舞台にした『囁きの河』。
熊本の豪雨から3ヶ月たったある日、母が亡くなったと連絡を受けた主人公、
(私なんですけどね)22年ぶりに故郷の人吉球磨に帰ってきます。
そこで見たものは、山が削られて、多くの家が流されて、変わり果ててしまった
故郷の風景でした。」

[撮影で心に残った出来事]
中原「この映画の撮影で、人吉球磨、一勝地の集落だったですねえ、
撮影するシーンがありましてねえ。
ここがネ、被災してどこも道が駄目になって、それで[廃村]になっちゃったんですねえ。
水害で壊れたままの立派な家がそのままいくつもいくつも残ってるんですけども、
でも、誰も住んでいないんですよ!
そこで一日、撮影をしていたんですけどねえ。ちょうど今くらいの時間ですかねえ。
そこに立ってる電信柱から「5時になりました、気をつけて帰りましょう」っていうね、
子どもの声で村内放送が流れてきたんです。いやあまだ機械が生きているんですかね。
誰も住んでいない村の中に、放送が流れるんですよ。
何とも言えない、寂しいというか悲しい気持ちになったのを覚えていますねえ〜。」

[川は流れるのスピリットとは?]
中原「では![川は流れる]のスビリット]とは… 熊本地震からまもなく10年、
球磨川の水害からは5年。
映画に出来る事は、その時の人々の思いを残して、伝えていく事ではないかと
思っています。今宵、ふるさと人吉球磨の焼酎、[待宵]をロックで一杯!
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました」

【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara.rkk.jp まで。抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」


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