月別アーカイブ: 2025年11月

2025/11/30【映画[第三の男]のスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする中原丈雄です」
球磨川「ハイ。今月もまたお会いしましたね、球磨川長治です。今夜ご紹介するんはねえ、
名作中の名作!この映画は見た事ないお母ちゃんお父ちゃんもネ、流れるチターの音色は
聞いた事ある、いうそういう映画!」
中原「チターの音色ということは、『第三の男』じゃないですか?」
球磨川「そう!まあ脚本が見事!映像がまた見事!後半からしか出てこんオーソン・ウェルズが
主演のジョセフ・コットンをあっという間に食ってしまう、まあ見事でねえ。
[映画の教科書]言われるくらいの名作中の名作ね。」
中原「昔はNHKの名画劇場とかでよく放送されていましたけどねえ。
最近はなかなか見る機会がないですよねえ、この映画」
球磨川「では、お聞きください。映画『第三の男』からアントン・カラス作曲の
『第三の男のテーマ』。では、また後でお会いしましょうね』

[今週の一曲]『第三の男』アントン・カラス作曲
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、お届けしておりますのは…」
球磨川「1949年、昭和24年の映画『第三の男』からねえ、
アントン・カラス作曲の『第三の男のテーマ』お届けしております。」

[『第三の男』はどんな映画?]
中原「ボクはこの映画、20代に東京に出てから名画座で見ましたねえ。
どんな映画なのか改めて、球磨川さん、ご紹介してくださいよ」
球磨川「ハイ、コレは第二次世界大戦後のウィーンが舞台のミステリー。
アメリカの売れない作家のジョセフ・コットンが、友だちのオーソン・ウェルズに呼ばれて、
海を渡ってウィーンに行くんよね。そしたら何と何と、オーソン・ウェルズは自動車事故で死んだ!なんて言われ
てビックリ!葬式に出るんやけど、どうもその事故いうのがなんだかおかしい」
中原「話を聞く人によって、微妙に違うんですよね。現場に2人しかいなかったはずなのに
[第三の男]がいた、なんて。そこにオーソン・ウェルズの恋人のアリダ・ヴェリが絡んできて…」
球磨川「そうそう!戦後のゴタゴタやら、闇取引やら絡んできて、
どんどん事態はおかしな事になっていく。
ジョセフ・コットンが夜中に尾行されていて『誰や!』言うたら、それがまあ何と
死んだはずのオーソン・ウェルズ!」
中原「暗闇の中からオーソン・ウェルズが現れてニッコリとする、その表情の見事な事!
登場の見事な事!」
球磨川「この映画ねえ、何と言ってもオーソン・ウェルズが素晴らしい!」
中原「そしてコットンとヴァリの最後のシーン、並木道での別れ、良かったですねえ」

[映画『第三の男』のスピリットとは?]
中原「では球磨川さん、映画[第三の男]のスピリットとは?」
球磨川「ハイ!世の中には名作言われる映画たくさんたくさんあるんやけど、この『第三の男』は
時代を超えて、今見直してみても面白い!これぞ映画!」
中原「今夜は[銀しろ]をロックで傾けながら、[第三の男]をDVDで見直してみます。
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
球磨川「また来月お会いしましょうね、サイナラサイナラサイナラ」

 

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2025/11/23【[恋のワルツ]のスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする
中原丈雄です。
さて!熊本県内、日本全国で働く皆さま、毎日お疲れ様でございます!
今日は[勤労感謝の日]、明日は振替休日ということで、少しはゆっくりできる方も
多いのではないでしょうか?
今日は、先月に続き、ボクが作詞作曲した歌をお聞きください
TAKEO UT☆MENで『恋のワルツ』。」

[今週の一曲]『恋のワルツ』TAKEO UT☆MEN
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしておりますのは
2025年(令和7年)TAKEO UT☆MENで『恋のワルツ』。いかがでしたか?」

[[恋のワルツ]誕生秘話]
中原「この『恋のワルツ』、20代の頃に作り始めた曲でしてねえ。
当時のタイトルは『二人の恋』だったんですけども。でもワンコーラスだけしか作れず
そのまま半世紀近い時が過ぎていってしまって…
それが少し前にボクのバンドTAKEO UT☆MENで[オリジナルでちょっとやろうよ]って
いう話になって、バンドのメンバーの協力あって完成したんですけども…
途中、モノローグを言うんですけどね」

[モノローグパートから新たなタイトルが!]
中原「『沈黙は冷たいワルツとなって、二人をあざ笑い、舞い踊る』
いかがですか?
これね、レコーディングする前の1時間くらいで、モノローグ書き上げたんですよ(笑)
ここに音楽を付けるのに、ボクは[三拍子でバックで演奏してくれよ]という話をして、
こういうワルツの三拍子のアレが出来たんですけども…
そしたら、メンバーが
[タイトルも『恋のワルツ』ってのは、どうでしょうかね?]と言うから
[お!それもそうだね]ってことになって、このタイトルになったんですけど。 」

[『恋のワルツ』のスピリットとは?]
中原「では![恋のワルツのスビリット]とは…
若い頃にあきらめていた事も、人生を重ねて仲間が出来る事で、
思いもよらない形でそれが実現する事もあります。
皆さまも若い頃にあきらめていた事に再びチャレンジしてみてはいかがですか?
そんな時は、スッキリと香り豊かな[KAORU]で一杯!
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました」

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2025/11/16【パリ・ソレイユのスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする
中原丈雄です。
さて!今年ボクは映画[囁きの河]の上映、舞台挨拶のために北は東北から、えー、
関西、小倉、別府と日本全国を旅しました。
まあ〜、[仕事]抜きで[旅]をしたくなりませんか?したいですよねえ?
例えば、フランス!良いですねえ。行きたいなあ!
というわけで、今日はそんなフランスはパリという街を歌った曲をお届けしま
しょうかね!ジュリエット・グレコで『パリ・カナイユ』。
今日のお題は[パリ・カナイユのスピリット]」

[今週の一曲]『パリ・カナイユ』ジュリエット・グレコ
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしておりますのは
1953年(昭和28年)ジュリエット・グレコで『パリ・カナイユ』。
ボクはねえ、グレコのこの曲を聞くと、なんだかこう背筋がスッと伸びるような
気持ちになるんです。イブ・モンタンとか色んな人がこの歌を歌ってますけど
全く彼女の歌は違いますねえ!歌い手でこんなにも変わるんですかねえ。」

[フランス時代の寵児グレコ]
中原「このグレコは10代の頃、第二次大戦中にレジスタンスだったお母さんと共に
ナチのゲシュタポに捕まるという壮絶な体験をしているんですね。
戦後パリが開放されて文化の花咲き乱れるパリで、彼女は時代の寵児(ちょうじ)と
なっていくわけですね。
映画のヌーベルバーグを代表するゴダール、トリュフォー、哲学者のサルトルなんかと
毎晩のように芸術や哲学を語っていたそうなんですよ」

[パリ・カナイユとは?]
中原「さてさて、今夜のお題は[パリ・カナイユのスピリット]。
[パリ・カナイユ]ってどんな意味か分かりますか?[カナイユ]は[あの野郎この野郎]
の事、つまり[パリ・カナイユ]というのは[パリ野郎]って事なんですねえ。
どんな歌詞かと言えば[パリ野郎!アンタのペテン師みたいな格好、ボロ服!
がなりたてるアコーディオンそんなのお金になりゃしない!だけどステキよ!]、
[お金や見た目じゃなくその人の生き様、その魂(スピリット)に惹かれるんだよ]って
パリを擬人化して、[パリへの愛]を歌ってるんですねえ〜」

[『パリ・カナイユ』のスピリットとは?]
中原「では![パリ・カナイユのスビリット]とは…
ボクもねえ[パリ野郎]みたいに、[生き様]や[魂]で人々に愛されたいなあ!
そしてまたパリにまた行きたい!フランスに行っても、もちろん私は[しろ]で一杯!
やりますよお。
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました」

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2025/11/9【70年代フォークのスピリットその2】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする
中原丈雄です。
立冬も過ぎて、空気が澄み、空がどこまでも高く感じられる季節になりましたねえ。
秋はつい、空を見上げてしまいませんか?ぼんやりと雲の流れを見ていると
スーッと一筋、[ひこうき雲]が青空を横切って行くのが見えたりしてネ!
そう!今日お届けする曲は、ユーミンの名曲[ひこうき雲]。
今週も、先週に引き続いて[70年代フォークのスピリット]をお届けします。
実はねえ、、ボクはユーミンが荒井由実だった頃,ちょっと会った事がありましてネ。
詳しくはこの後で。まずはお聞きください。荒井由実で『ひこうき雲』」

[今週の一曲]『ひこうき雲』荒井由実
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしておりますのは
1973年(昭和48年)荒井由実で『ひこうき雲』。良い曲ですねえ。」

[ユーミンとの出会いとは?]
中原「え〜さっき言いましたけど、荒井由実だった頃のユーミンと会った事があって…
(20代、東京の)劇団にいた頃、珍しくテレビを見ていたらね。
デビューして間もない荒井由実さんが歌ってたんですねえ。[この人か〜]なんて
思いながら…
当時、ボクの劇団にはユーミン好きな女の子達が多かったですからね…
ボクも名前と曲くらいは、チラッと知ってたんですけども…
そして次の日、いつものように中央線に乗ってたら、前に座ってた人が
[あれ?どこかで見た事あるなあ]と思ったら
何と!目の前に、荒井ユーミンちゃんがスタッフの人と乗ってたんですよ!」

[[ひこうき雲]の物語]
中原「この[ひこうき雲]は、ご自身が小学校時代の同級生の事を思って
作られた歌だそうですね。その男の子が[筋ジストロフィー]を患っていて、
高校を卒業して数年後に 、彼が亡くなったという知らせが届き…
彼女が、その葬儀に参列したら、遺影で飾られていた彼は、
自分が知らない高校生になった姿だったらしですねえ。
[小学生の頃しか知らなかった彼は、その後どんな時間を過ごしたんだろう?]
そういう思いがこの[ひこうき雲]という歌になったんだそうですね」

[70年代フォークのスピリットとは?]
中原「では![70年代フォークのスビリット]とは…
[人の事を思う気持ち]を歌にする。だからこそ[多くの人の胸に響く]のでは
ないでしょうかねえ?今宵、[待宵]のロックで一杯!
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました」

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2025/11/2【70年代フォークのスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする
中原丈雄です〜。
すっかり秋も深まり、来週はもう立冬(りっとう)!暦の上では冬が始まります。
本当に日が落ちるのも早くなりましたねえ。こうやってだんだんと夜が長くなると
ふと、昔の事を思い出したりしませんか?まあこの番組はネ昔の話が多いんですけども。
というわけで、今月11月の頭は、ボクが20代の頃、70年代の音楽をお届けして
いきましょうかね? 70年代を代表するフォークを一曲、吉田拓郎で『マークII』。
今日のお題は[70年代フォークのスピリット]!」

[今週の一曲]『マークII』吉田拓郎
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしておりますのは
1970年(昭和45年)吉田拓郎で『マークII』。
これ、トヨタの車の『マークII』の事なんですよねえ。
何でも拓郎氏が女の子とデートしようとしたら、かっこいい男がやってきて
かっさらって行ったらしいんですよ。そん時に通りかかった車が『マークII』で
この曲が生まれたらしいんですねえ。
でも歌詞には一切『マークII』出てこないんですけどねえ(笑)」

[70年代、音楽の変化が!]
中原「さてさて今日のお題は[70年代フォークのスピリット]。70年代の日本の音楽は
GSブームが落ち着いた頃!60年代の海外の音楽の影響も強かったんですねえ。
拓郎氏が歌ってたのは、ボブ・ディランあたりのメッセージフォークですよねえ。
その流れを汲みながらも新しかったんですねえ。どこらへんが新しかったと言うと…
当時は学生運動が盛んだったんでネ、[反戦ソング]、そういう難しい言葉を並べて
[俺達が世の中を変えるんだ!]って背伸びした若者たちの 歌が多かったんですよね」

[吉田拓郎の新しさ]
中原「そんな中で彼の歌ってのは、[どこにでもいる等身大の自分]を歌ってたんです。
この[マークII]も[女の子を取られちゃったボク]の経験がもとになってますからね。
そんな[自分の恋愛]や[生き方]、身の回りの事をテーマにするようになってから
当時の硬派フォークファンからは[軟弱だ!][大衆に迎合した]なんて、
ずいぶん叩かれたそうですよ〜。」

[70年代のスピリットとは?]
中原「では![70年代フォークのスビリット]とは…
そんな[等身大の自分]を歌った吉田拓郎の[歌]、ボクにはしっかりとしみてました。
しみるウマさの[白岳]をロックで乾杯!
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました」

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