2025/10/26【映画[不滅の物語]のスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする中原丈雄です」
球磨川「ハイ。今月もまたお会いしましたね、球磨川長治です。」
中原「今月は、どんな映画をご紹介してくれるんですか?」
球磨川「ハイ!もうねえ、秋も深くなってきたからね、秋の夜長にピッタリの一風変わった、
それでいてねえ、なんとも心に残る映画をご紹介しましょうかね。オーソン・ウェルズの…」
中原「おお!オーソン・ウェルズ、大好きですよ!監督主演の『市民ケーン』名作でした。
『第三の男』も素晴らしかったなあ」
球磨川「そうそう!オーソン・ウェルズは監督として天才!俳優としても天才!
けどね、天才すぎてお金使い過ぎてねえ、晩年は色々苦労しとってんよ。そんな中ねえ、
もともとテレビ放送で作られた作品が、今日紹介する『不滅の物語』」
中原「日本でずっと未公開だった、いわゆる[幻の作品]ですね』
球磨川「では、映画『不滅の物語』からエリック・サティの『ジムノペディ』お聞きください』

[今週の一曲]『ジムノペディ』エリック・サティ
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、お届けしておりますのは…」
球磨川「1968年、昭和43年の映画『不滅の物語』からエリック・サティの『ジムノペディ』を
お届けしておりますヨ」
中原「このサティのメロディ、色んな映画やドラマで使われてましたねえ。」

[『不滅の物語』はどんな映画?]
中原「『不滅の物語』は、どんな映画なんですかね?」
球磨川「舞台はマカオ。年老いた大富豪オーソン・ウェルズが、船乗りに伝わるある物語を語り出す
『年老いた商人が、妻を妊娠させるため、若い船乗りを雇って一夜を共にする』という[物語]。
その[物語]をオーソン・ウェルズは[実話]にしようと思いつくんよ。自分は妻はいないので
金を積んで、美しい女を屋敷に呼ぶ。そしてまた若い男も金で雇うんよね」
中原「その女性が、あのフランスを代表する名優ジャンヌ・モローなんですよね。」
球磨川「そう!ジャンヌ・モローもまた素晴らしいんよ。溢れ出す色気が、まあ濃密で。
ジャンヌ・モローはネ、インタビューで、『オーソン・ウェルズとの映画での共演は
本当に楽しかった、素晴らしかった』言うとるんよ」
中原「ジャンヌ・モローにそんなに言われるなんて、さすがはオーソン・ウェルズですね!」
球磨川「この映画、1時間しか無いいわゆる中編なんですけれども、、ジムノペディに乗って
描かれる『虚構を再現する物語』。何とも不思議で、何とも心に刻まれる作品やったね」
中原「オーソン・ウェルズはやはり晩年でも、良い作品を残してるんですねえ。」
[映画『不滅の物語』のスピリットとは?]]

中原「では球磨川さん、映画[不滅の物語]のスピリットとは?」
球磨川「ハイ!やっぱりねえ、オーソン・ウェルズは素晴らしい!来月は『第三の男』を
紹介しましょうかね」
中原「今夜は[銀しろ]をロックで傾けながら、オーソン・ウェルズの作品、見直してみます。
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
球磨川「また来月お会いしましょうね、サイナラサイナラサイナラ」 」

【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara.rkk.jp まで。抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」


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