中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする中原丈雄です」
球磨川「今月もまたお会いしましたね、球磨川長治です。今夜ご紹介するんはネ、
ベトナム戦争を描いた映画[ディア・ハンター]。1978年の作品、知っとるかね?」
中原「もちろんですよ!ロバート・デ・ニーロでしょ。
そして、友だち役のクリストファー・ウォーケン、これが、まあ凄かったですね。
ベトナム戦争映画と言うと、コレとあと『地獄の黙示録』ですかね?」
球磨川「そう!ウォーケンちゃんがネ、良かったねえ。素晴らしかった。でもねえ、
ベトナムの人たちにね、[差別的]言うてネ。評判よくなかった」
中原「でも、ベトナム人が残酷に、あの[ロシアンルーレット]をやらせるからこそ
この『ディア・ハンター』ってのは心に刻まれる、思い出に残る映画になった、
とボクは思うんですけどねえ。」
球磨川「なんやかんや言ってもネ、映画『ディア・ハンター』の音楽は素晴らしいねえ!
スタンリー・マイヤーズ作曲の『カヴァティーナ』。ではまた後でお会いしましょうね』
[今週の一曲]『カヴァティーナ』スタンリー・マイヤーズ作曲
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、お届けしておりますのは…」
球磨川「1978年(いっせん…)、昭和53年公開の映画『ディア・ハンター』から
スタンリー・マイヤーズ作曲の『カヴァティーナ』お届けしておりますよ」
中原「もう50年近く前の映画になるんですねえ。球磨川さんどんな映画かご紹介してくださいよ」
[『ディア・ハンター』はどんな映画?]
球磨川「ハイ、この映画『ディア・ハンター』言うんは『鹿狩り』の事やね。
アメリカの北東部、ピッツバーグの郊外に住むデ・ニーロやらクリストファー・ウォーケンがネ
休みになると、つるんで『鹿狩り』を楽しみよった。それがねえ[ベトナム戦争]に徴兵されて
『鹿』やのうて『敵兵』=『人間』を撃たなならんようになってねえ、悲しいねえ。
そしてねえ、デ・ニーロ達は敵に捕まってしまう」
中原「その時にベトナム兵が[ロシアンルーレット]をやらせるんですよね。
回転式のピストルに弾を1発だけ詰めて、シリンダーを回す。それを自分の頭に当てて
引き金を引かせるんですよね。交互にやらせていつ弾が出るか分からない。いわば[死のルーレット]
それを、この親友同士のデ・ニーロとウォーケンにやらせる。
それをベトナム人がゲラゲラ笑いながら、お金を賭けてるんですよねえ。」
球磨川「そう![ロシアンルーレット]がまあ怖い怖い。シリンダーをシャー回して、自分の頭に
当てて引き金をカチッ!ああ、助かった。ハイあんた!シャー!カチッ!見てるだけで
もう息が詰まってねえ。いつ自分が死ぬか分からない。
そしてそして、ロシアンルーレットが遂に、バーン!言うて!哀れウォーケンちゃんの頭に銃弾が」
中原「そして親友の頭から血が吹き出すのを、デ・ニーロが押さえる姿がまあ泣けましたねえ。」
[映画『ディア・ハンター』のスピリットとは?]
中原「では球磨川さん、映画[ディア・ハンター]のスピリットとは?」
球磨川「ハイ!何やかんや言われた映画ですが、ご自分の目でお確かめになって下さい、ハイ!」
中原「今夜は[銀しろ]をロックで傾けながら、[ディア・ハンター]をDVDで見直してみましょうかね
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
球磨川「ハイ!では皆さん、また来年お会いしましょうね、サイナラサイナラサイナラ〜!」
【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara.rkk.jp まで。抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」

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