中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする中原丈雄です。」
球磨川「ハイ!今月もまたお会いしましたネ!球磨川長治デス!今日もネ[映画]のお話しましょうネ
今年最後やからネ、夏になくなったネアラン・ドロンちゃんのお話したい思ってねえ。」
中原「あそうか!アランドロンが、88歳でしたかねえ。亡くなったのも今年でしたねえ」
球磨川「世紀の二枚目、アラン・ドロン。二枚目と言えばドロンちゃん。
けどねえ、顔だけやのうてお芝居も見事!だからこそ生涯で90本近くの作品に出とるんよねえ。
ビスコンティの『山猫』良かったねえ。三船敏郎、ブロンソンと出とった『レッドサン』、
ああコレも面白かったねえ。」
中原「ボクはやっぱりアラン・ドロンと言えば『太陽がいっぱい』ですかねえ」
球磨川「そう!あんた分かっとるねえ!ドロンと言えばねえ、名匠ルネ・クレマン監督のネ
『太陽がいっぱい』!美しい美しいドロンだからこその、まあ見事な見事な犯罪映画!
そしてねえ、男と男のねえ、愛憎の映画。」
中原「では映画『太陽がいっぱい』からニーノ・ロータ作曲のテーマ、お聞き下さい!」
球磨川「ハイ!ではまた後で、お会いしましょうネ」
[今週の一曲]『太陽がいっぱい』ニーノ・ロータ
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、お届けしておりますのは…」
球磨川「1960年、昭和35年公開の映画『太陽がいっぱい』から
ニーノ・ロータ作曲のテーマお届けしとりますヨ」
[『太陽がいっぱい』はどんな映画?]
球磨川「この映画はねえ、まさに[太陽がいっぱい]な、地中海のイタリアが舞台。
貧乏な青年アラン・ドロンちゃんがネ、幼馴染でアメリカの大富豪のドラ息子、モーリス・ロネを
その大富豪のお父ちゃんから[お前が連れて帰って来い]いって、依頼される。
[連れて帰ったら大金やるぞ]とね。
けどこのドラ息子がねえ、まあ〜上から目線の嫌な嫌なヤツで
ドロンちゃんもまあ〜酷い目に合うんよねえ。[憎たらしい憎たらしい]それで遂に遂に!
ドロンはネ、」ドラ息子をブスリ!刺し殺してしまう。」
中原「ああ、そして、モーリス・ロネに成り代わろうとするんですよねえ。
彼のサインを覚えるために、壁に大きく、この投影して練習するシーンとか印象的でしたねえ」
[太陽がいっぱい」は男と男の愛憎劇]
球磨川「この『太陽がいっぱい』いう映画はねえ、貧乏なドロンちゃんがネ、金持ちのロネにネ、
憧れるんよね。それをねえ、ロネは面白がる。そんな二人の関係がねえ、
何とも知れん[愛憎]の匂いがするんよねえ。」
中原「球磨川さんによく似た淀川長治さんは、
この映画を世界初の男同士の恋愛=[ホモセクシャル]映画と言ってましたもんねえ」
[太陽がいっぱい」のスピリットとは?]
中原「では球磨川さん、[映画[太陽がいっぱい]のスピリット]とは?」
球磨川「ハイ!『太陽がいっぱい』はネ、映画とはコレ!サスペンスと言えばコレ!寒い寒い冬に『太陽がいっぱい』見てみなさい」
中原「今夜は[金しろ]をロックで傾けながら、『太陽がいっぱい』を見直してみましょうねえ。
ではまた来年!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。皆さま良いお年をお迎えください。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
球磨川「ではまた来年、お会いしましょうね、サイナラサイナラサイナラ」
【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara.rkk.jp まで。抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」
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