2025/4/27【映画[天国と地獄]のスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする中原丈雄です。
ゴールデンウィークで昨日から11連休なんて方もいらっしゃるんじゃないですかねえ?」
球磨川「ハイ。今月もまたお会いしましたね、球磨川長治です。
ゴールデンウィーク言うんはねえ、そもそもねえ大映の永田社長が、
『大型連休は盆や正月並にお客さんが映画館に来る!黄金週間や!』で名付けた
和製英語やからね。」
中原「今年のゴールデンウィークも、相変わらずアニメの『名探偵コナン』くんが大ヒット
してるらしいですねえ。」
球磨川「映画館がネm賑わうんは良い事よ。けどネ、皆さんマンガ映画も良いけれど、
お家で昔の良い映画を見てほしいネ!ゴールデンウィークは映画黄金期の映画をネ
見てちょうだい!ハイ!今日ご紹介する映画は、1963年公開のクロサワ映画『天国と地獄』。
オッフェンベックの『天国と地獄』、お聞き下さい。またあとでお会いしましょうね』

[今週の一曲]『天国と地獄』
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、お届けしておりますのは…」
球磨川「クラッシックの名曲、オッフェンベックの『天国と地獄』。」
中原「球磨川さん、この運動会でもおなじみのこの曲、映画じゃ流れてませんよ!」
球磨川「佐藤勝の劇伴はあまりにもおどろおどろしかったからねえ、こっちを流しとるんよ!」

[天国と地獄はどんな映画?]
中原「『天国と地獄』、面白かったですよねえ。」
球磨川「そう!『用心棒』『椿三十郎』と三船敏郎の娯楽時代劇を作ったあとに、しっかりとした
現代ミステリーとして『天国と地獄』を作ったんよね。主役はねえこちらも脂に乗りまくって
ギラギラな三船敏郎ちゃん!靴のメーカーの常務の役で、息子を誘拐される!身代金は3000万!」
中原「でも誘拐されたのは自分の息子じゃなくて、自分のトコの運転手の息子だったんですよね。
それでも、三船敏郎は身代金を払う決意をする。誘拐犯が山崎努で、こちらがまたギラギラと
してましたねえ」
球磨川「相手が山崎努だからねえ、まあねえ頭が良いんよ!
身代金の受け渡しの時に『特急こだまに乗れ』言われる。特急の中に山崎努はおるかと思ったら、
わずか7センチしか空かない洗面所の窓から、『身代金のカバンを投げ落とせ!』言わわれるんよ
誘拐されたお子ちゃんはねえ無事に戻るものの、身代金3000万円はまんまと取られるわ、
山崎努は逃げてしまうわ、警察の面目も丸つぶれになるんよねえ」
中原「中盤から、この山崎努側の視点も描かれてましたね。この山崎が生きている環境がまあ[地獄]
その[地獄]から見える、丘の高台にある三船のお屋敷が[天国]だと…」
球磨川「クロサワさんの美術、脇役にいたるまでの衣装のこだわりが、まあ素晴らしかったねえ。」

[[天国と地獄]のスピリットとは?]
中原「では球磨川さん、映画[天国と地獄]のスピリットとは?」
球磨川「ハイ!ゴールデンウィークはネ、黄金期の日本映画、ためしに見てみなさい!」
中原「今夜は[金しろ]をロックで傾けながら、[天国と地獄]を見直してみましょう。
また来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょうかね?
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
球磨川「ハイ!では、また来月お会いしましょうね、サイナラサイナラサイナラ」

【(全国から)お便り、常に暮集中です!】
中原「お便りは、nakahara.rkk.jp まで。抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」


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