私ことまさいよしなりが今週お持ちしました音源はこちらです。
「よい子のゴー・ゴー/ザ・ライオンズ」
世界的な規模で巻き起こったビートルズ旋風を受けて、
日本では1960年代の中頃から「グループ・サウンズ」
という一大ムーブメントが音楽シーンを席巻しました。
ブルーコメッツやザ・スパイダースといったGSブームの
先駆者をはじめとして、ザ・サベージ、ザ・カーナビーツ、
ザ・ワイルドワンズ、ザ・ジャガーズ等々、続々と話題の
グループが出現し、世はまさにGS一色となったものです。
とりわけザ・テンプターズ、オックスと並んで「GS御三家」に
数えられていたザ・タイガースは、1967年にデビューするや
いなや絶大な人気を集めていたのですが、このタイガースに
挑戦する期待の実力派という触れ込みで登場したグループ
があります。ザ・ライオンズです。彼らはザ・ライダースの名で
1966年に結成、大阪のジャズ喫茶で演奏していたのですが、
その卓越した演奏技術は当時から評判で、若手の有望株と
してスカウトされ上京、グループ名をザ・ライオンズと改めて
1968年に「すてきなエルザ」でデビュー。この際、大々的な
破格のプロモーションが行われたと記録には残っていますが、
結局シングル3枚を残して表舞台から消えていったのでした。
今日お持ちしたのは、そんな彼らのセカンドシングルである
「ハイウエイ小唄」のB面、「よい子のゴー・ゴー」です。
当時の若者のほとばしる情熱の代弁者たるGSの楽曲としては
かなりの異色作で、よい子のみんなに交通ルールの大切さを
呼び掛ける数え歌となっています。作曲は、かの服部良一です。
さて、今日から春の全国交通安全運動が実施されています。
日頃の交通マナーを更に意識して、安全にお出掛け下さい!