2021/9/26【ジャック・タチのスピリット】

中原「人吉生まれの球磨育ち、熊本の魂=[くまもとスピリット]をお届けする
中原丈雄です。残念ながら今月もリモートでの放送となります。
月の最後は、映画のお話。映画と言えば、あの方のご登場です!」
球磨川「ハイ!皆さんまたお会いしましたネ。球磨川長治デス!
今日はネ、ボクが大好きな大好きなジャック・タチ、その映画の話しましょうね、
1958年。まだ僕も若かった。あんたはまだ生まれてなかったかねえ。
キネマ旬報ベストで、ビスコンティの「白夜」、ウィリアム・ワイラーの「大いなる
西部」ってのはあってねえ、続いてボクが3番めに選んだ映画、
それが[ぼくの伯父さん]でした
何とも軽妙!何とも愉快な喜劇映画。見ていて幸せな幸せな気分になれますヨ。
では、映画[ぼくの伯父さん]サントラから[ぼくの伯父さんのテーマ]、
お聞き下さい。今日のお題はネ、[ジャック・タチのスピリット]。」
[今週の一曲]『ぼくの伯父さんのテーマ』
中原「[中原丈雄のくまもとスピリット]、 お届けしている曲は、昭和33年(1958年)
ジャック・タチ監督[ぼくの伯父さん]サントラから『ぼくの伯父さんのテーマ』。
このテーマ曲を聴いてるだけで、何かニコニコと顔がほころんできませんかねえ?」
[ジャック・タチ映画の魅力]
球磨川「あんたねえ、ニコニコしながら喋っとるねえ。ジャック・タチ映画の魅力は
まさにそこよ!
ジャック・タチ監督自ら、ユロ伯父さん言うパイプくわえて飄々としている
優しい優しい[伯父さん]の役をやってるんもんねえ。
映画全体が、このユロ伯父さんの飄々とした優しいリズムになっとるんよねえ。
まあ、お話言うんは、あって無いようなもんやけど、
[伯父さん]やパリの人たちやワンちゃん達の暮らしを見てるだけで、
ニコニコと、ニコニコとなってくる。ええ映画ですねえ」
[ジャック・タチ映画との繋がり]
中原「球磨川さん!
実はボクはジャック・タチ監督の映画「トラフィック」の音楽監督のシャルル・
デュモンと知り合いでしてねえ、毎晩のように語りあって飲んでいたんですよ」
球磨川「あらまあ!あんたデュモンと知り合いだなんて、ビックリビックリだねえ!
でもねえ「ぼくの伯父さん」のこの音楽はアラン・ロマンだから、
シャルル・デュモンの話は、またジャック・タチの「トラフィック」の話を
する時にでも、改めて聞きましょうかね」
中原「はい!では[ジャック・タチのスビリット]とは…」
球磨川「それはもう、この映画を見れば分かる[優しさ]![優しさ]やねえ」
中原「では、今宵は優しい梅酒の[白岳うめぽん]をソーダ割りで一杯!
ではまた来週!日曜の夕方5時にお会いいたしましょう。
くまもとの魂=くまもとスピリット、中原丈雄がお届けいたしました。」
球磨川「ハイ!皆さんまたお会いしましょうねえ。サヨナラサヨナラサヨナラ!」
【(全国から)お便り、常に募集中です!】
中原「お便りは、nakahara@rkk.jp まで。 抽選で[白岳KAORU]をプレゼントしますバイ!」


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